› 自然と歴史の中を歩く! › 2021年03月
2021年03月31日
羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて①―桜色のモクレン
前日(29日)、浜松市天竜区佐久間町羽ヶ庄(はがしょう)からサラサモクレンが見頃となっているとの情報が入り、東海地方にも黄砂が飛来した3月30日、美しい花を見に出かけました。
桜色に咲くサラサモクレンの花を見に出かけるのは、私にとって春の恒例の行事です。驚いたのは時期の早さ。年々開花時期が早くなっているのは感じていましたが、それにしても、2017年には4月中旬、2018年は4月10日頃、2019年は4月5日、昨年(2020)は4月3日、そして、今年はとうとう3月末に見頃です。どうしたことでしょう?
写真を見ると満開のように見えるかも知れませんが、実際には、日当たりの好いこちら側だけが満開で、裏側にはまだ蕾が残っていますので、まだしばらくは楽しめるはず。県道290号水窪羽ヶ庄佐久間線は細くてくねった山道ですから、アクセスには十分気を付けてください!
桜色に咲くサラサモクレンの花を見に出かけるのは、私にとって春の恒例の行事です。驚いたのは時期の早さ。年々開花時期が早くなっているのは感じていましたが、それにしても、2017年には4月中旬、2018年は4月10日頃、2019年は4月5日、昨年(2020)は4月3日、そして、今年はとうとう3月末に見頃です。どうしたことでしょう?
写真を見ると満開のように見えるかも知れませんが、実際には、日当たりの好いこちら側だけが満開で、裏側にはまだ蕾が残っていますので、まだしばらくは楽しめるはず。県道290号水窪羽ヶ庄佐久間線は細くてくねった山道ですから、アクセスには十分気を付けてください!
2021年03月31日
雨上がりの青谷の自然②―轟音響く「不動の滝」
前夜来の激しい雨が上がった3月29日、「青谷不動の滝」は今まで見た中では一番の水量。滝へと登る坂道の遥か手前から、辺りに響き渡っていた轟音にビックリさせられました。
この滝を見れば、前夜の雨がどれほど激しかったかが分かります。例え修験の行者であったとしても、こんな水量の滝に打たれて滝行をするなんてとんでもありません。
ちょっとしたいたずら気分で布袋様の石像を手前に入れ込んで撮影してみましたが、これっていじめでしょうか?
この滝を見れば、前夜の雨がどれほど激しかったかが分かります。例え修験の行者であったとしても、こんな水量の滝に打たれて滝行をするなんてとんでもありません。
ちょっとしたいたずら気分で布袋様の石像を手前に入れ込んで撮影してみましたが、これっていじめでしょうか?
2021年03月31日
花曇りの富幕山の自然⑥―ルリタテハ
実はこの春、ルリタテハはすでに見ていたのですが、写真に撮ることができたのはこれが初めて。成体で冬を越した個体ですから、翅はかなり傷んでいました。
富幕(とんまく)山は浜松市北区引佐町と三ヶ日町、愛知県にまたがる山。奥山高原からアクセスすれば、割と楽に登れますので、高齢者が健康のためにする山歩きにはピッタリ。何せ、冬を越したルリタテハだって飛んでいられるんですから。
富幕(とんまく)山は浜松市北区引佐町と三ヶ日町、愛知県にまたがる山。奥山高原からアクセスすれば、割と楽に登れますので、高齢者が健康のためにする山歩きにはピッタリ。何せ、冬を越したルリタテハだって飛んでいられるんですから。
2021年03月31日
歩け!登れ!彼岸明けの秋葉山⑧―シャガ
秋葉山の麓、表参道の山道に入る辺りから、斜面に一年中緑の葉を茂らせているのはシャガ。今年(2021)も花を咲かせ始めました。
シャガは古い時代に中国からやって来て、いつの間にか全国に分布するようになった帰化植物。もちろん、その過程では人の手が入っていたのは間違いないところ。そこにも、すでに長い歴史があるとは言え、何となく秋葉山の風景には馴染んでいない感じです。
シャガの生育地は、麓から尾根付近まで広い範囲で続いています。江戸時代に秋葉詣に訪れた旅人たちは、このシャガをどう見ていたのでしょうか?
シャガは古い時代に中国からやって来て、いつの間にか全国に分布するようになった帰化植物。もちろん、その過程では人の手が入っていたのは間違いないところ。そこにも、すでに長い歴史があるとは言え、何となく秋葉山の風景には馴染んでいない感じです。
シャガの生育地は、麓から尾根付近まで広い範囲で続いています。江戸時代に秋葉詣に訪れた旅人たちは、このシャガをどう見ていたのでしょうか?
2021年03月30日
雨上がりの青谷の自然①―桜散り始め
3月29日は前夜来の激しい雨上がり。青谷に相応しい青空が広がって気温も上昇し、一気に季節が進んだ感じ。この日、船明(ふなぎら)のアメダスは「25.2℃」を記録し、何と今年(2021)初の「夏日」!青谷の里でもソメイヨシノが早くも散り始めていました。
年々、春の訪れが早まり、まだ3月だというのにソメイヨシノが散り始めるとは、私たちが子供だった頃と比べれば確実に2週間ほど早まっています。しかし、喜んでばかりはいられません。
これは、明らかに地球温暖化が原因。このまま、この傾向が進めば、10年後、20年後にはさらに怖ろしい「春」になってしまいますよ。
年々、春の訪れが早まり、まだ3月だというのにソメイヨシノが散り始めるとは、私たちが子供だった頃と比べれば確実に2週間ほど早まっています。しかし、喜んでばかりはいられません。
これは、明らかに地球温暖化が原因。このまま、この傾向が進めば、10年後、20年後にはさらに怖ろしい「春」になってしまいますよ。
2021年03月30日
2021年、北遠のお花見⑥―天竜二俣駅前
週末になると、鉄道ファンがおおぜいやって来る人気の天浜線「天竜二俣」駅。登録有形文化財のレトロな駅舎の前のソメイヨシノが見頃。ソメイヨシノの下にはパーゴラやベンチが設けられていますので、のんぶりとした時間を過ごすこともできます。
私が立ち寄ったのは3月26日でしたので、今頃はおそらく満開になっているのではないでしょうか?
それにしても、年々早くなるお花見シーズン。マスクなどの感染症対策をして楽しみましょう!
私が立ち寄ったのは3月26日でしたので、今頃はおそらく満開になっているのではないでしょうか?
それにしても、年々早くなるお花見シーズン。マスクなどの感染症対策をして楽しみましょう!
2021年03月30日
花曇りの富幕山の自然⑤―ヤマウグイスカグラとアオジ
花曇りの富幕(とんまく)山にも、春を呼ぶウグイスの声が響いていました。そんな中で見つけた濃いピンク色の花はヤマウグイスカグラ。ウグイスカグラとの正確な見分けには自信がありませんが、花にも葉にも細かな毛が生えているのが見られましたので、ヤマウグイスカグラとさせていただきます。
山頂にある展望台近くでスズメに似た野鳥の頭や胸、腹はウグイス色。どうやらこの鳥はアオジ。ウグイスならヤマウグイスカグラの話題にぴったりと思ったのですが・・・
山頂にある展望台近くでスズメに似た野鳥の頭や胸、腹はウグイス色。どうやらこの鳥はアオジ。ウグイスならヤマウグイスカグラの話題にぴったりと思ったのですが・・・
Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at
05:19
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2021年03月30日
歩け!登れ!彼岸明けの秋葉山⑦―西洋十二単とカキドオシ
ようやく九里橋に差し掛かるまでに、すでに15分が経過。橋の近くでソメイヨシノが咲いていましたので、坂道を登り始めるのにも時間がかかってしまいました。
そして、さらに石畳の坂道の途中にもソメイヨシノが出迎えてくれましたので、これではなかなか先へとは進めません。
しかも、シソ科のセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)が咲いているのが見えましたので、またまた道草。セイヨウジュウニヒトエは、花壇から逃げ出した帰化植物。もちろん、江戸時代に秋葉詣に訪れた旅人たちは見ることができなかった花です。
同じシソ科のカキドオシは在来種。カキドオシの花なら、江戸時代の人たちも見ていたはず。・・・と思いますが、本当はどうだったのでしょうか?
そして、さらに石畳の坂道の途中にもソメイヨシノが出迎えてくれましたので、これではなかなか先へとは進めません。
しかも、シソ科のセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)が咲いているのが見えましたので、またまた道草。セイヨウジュウニヒトエは、花壇から逃げ出した帰化植物。もちろん、江戸時代に秋葉詣に訪れた旅人たちは見ることができなかった花です。
同じシソ科のカキドオシは在来種。カキドオシの花なら、江戸時代の人たちも見ていたはず。・・・と思いますが、本当はどうだったのでしょうか?
2021年03月29日
2021年、北遠のお花見⑤―栄林寺
二俣川沿いを走る国道152号・362号の対岸、栄林寺の桜も見頃を迎えています。車を運転しながら、横目でお花見をするのは危険ですから、二俣大橋を渡ってお楽しみください!
栄林寺前の道は、かつて光明電気鉄道の軌道跡。早咲きの河津桜は葉桜となっていますが、大島桜やソメイヨシノは今が楽しみ時。二俣川の河原を歩くこともできますが、シートを広げて飲み食いするのは止めにしましょう。
栄林寺前の道は、かつて光明電気鉄道の軌道跡。早咲きの河津桜は葉桜となっていますが、大島桜やソメイヨシノは今が楽しみ時。二俣川の河原を歩くこともできますが、シートを広げて飲み食いするのは止めにしましょう。
2021年03月29日
花曇りの富幕山の自然④―クロモジとサルトリイバラ
春とは言え、まだ華やかな花が咲くには早過ぎたかも知れません。花曇りの富幕(とんまく)山では、クロモジ(右の写真)とサルトリイバラ(左下の写真)の黄色い花が明るく感じられました。
ちょっと似ていると思われるクロモジとサルトリイバラの花ですが、香りが強いクロモジはクスノキ科で、サルトリイバラはエングラー体系ではユリ科とされていました。
しかし、どう見ても、ユリ科には見えませんでしたので、クロンキスト体系ではサルトリイバラ科に変更。関西方面では、柏餅をサルトリイバラの葉で包むのはよく知られたところ・・・。知っていましたか?
ちょっと似ていると思われるクロモジとサルトリイバラの花ですが、香りが強いクロモジはクスノキ科で、サルトリイバラはエングラー体系ではユリ科とされていました。
しかし、どう見ても、ユリ科には見えませんでしたので、クロンキスト体系ではサルトリイバラ科に変更。関西方面では、柏餅をサルトリイバラの葉で包むのはよく知られたところ・・・。知っていましたか?