› 自然と歴史の中を歩く! › 2022年09月
2022年09月30日
台風被災の秋葉山に登る④―九里橋と栃川
いつもなら、写真を撮って、さっさと渡る九里橋。ところが、この日(26日)には、橋の周辺の道路は土の色。この日はもう水位が低くなっていましたが、栃川からは濁った水が溢れ、辺りの道路を覆っていたそうです。
栃川が流れ出す先にあるのは、天竜川支流の気田川。天竜川の水位が上がれば、気田川の水は合流することができず、もしかしたら、栃川の水が流れ出せなかっただけでなく、逆流した可能性もあります。
九里橋を渡れば、石畳の坂。その途中までは土色になっていましたので、栃川の濁流はかなり上まで溢れたのかも知れません。
栃川が流れ出す先にあるのは、天竜川支流の気田川。天竜川の水位が上がれば、気田川の水は合流することができず、もしかしたら、栃川の水が流れ出せなかっただけでなく、逆流した可能性もあります。
九里橋を渡れば、石畳の坂。その途中までは土色になっていましたので、栃川の濁流はかなり上まで溢れたのかも知れません。
2022年09月30日
台風被災の小國神社境内地④―宮川脇の倒木
宮川左岸道路を奥に向かって歩いて行くと、宮川脇では何ヶ所かで倒木が発生しているのが見えました。
近くまで行って確認してみると、倒れていたのはヒノキや杉。台風15号による被害であるのは間違いありませんが、強風によるというよりも、宮川の激流に根元の土を流されて倒れたもの。ヒノキや杉などの針葉樹は、背が高い割には広葉樹ほどに根が広範囲には広がりませんので、基盤が崩れると倒れやすいのです。
台風15号によって発生した災害は、静岡県西部地方では強風よりも豪雨によるものが多かったのは間違いなさそう。小國神社境内地の様子からも、県内各地で起きた被災状況が想像されました。
近くまで行って確認してみると、倒れていたのはヒノキや杉。台風15号による被害であるのは間違いありませんが、強風によるというよりも、宮川の激流に根元の土を流されて倒れたもの。ヒノキや杉などの針葉樹は、背が高い割には広葉樹ほどに根が広範囲には広がりませんので、基盤が崩れると倒れやすいのです。
台風15号によって発生した災害は、静岡県西部地方では強風よりも豪雨によるものが多かったのは間違いなさそう。小國神社境内地の様子からも、県内各地で起きた被災状況が想像されました。
2022年09月30日
葛の花香る天竜川河川敷⑧―シロバナツユクサとツチイナゴ
天竜川左岸の河川敷で咲いていた白花のツユクサ。いわゆるツユクサの変種とされ、出会う機会は少なく、ここまで真っ白なシロバナツユクサは掛川の粟ヶ岳で出会って以来です。これからは、見かける機会が増えて来るのでしょうか?
全身黄緑色で小さなく黒の斑点が体中に見られるバッタはツチイナゴの幼虫。バッタの仲間としては珍しく、秋になると姿を見せる機会が増え、成体で越冬するという珍しいバッタ。
・・・だとすれば、この幼体のツチイナゴは、ちょっと孵化するのが遅かったのかな?
全身黄緑色で小さなく黒の斑点が体中に見られるバッタはツチイナゴの幼虫。バッタの仲間としては珍しく、秋になると姿を見せる機会が増え、成体で越冬するという珍しいバッタ。
・・・だとすれば、この幼体のツチイナゴは、ちょっと孵化するのが遅かったのかな?
2022年09月30日
中山道・木曽福島宿を歩く⑰―白とピンクのマルバハギと紅葉
興禅寺と言えば「看雲庭」と呼ばれる枯山水の庭が有名。当然、寄るべきだとは思いましたが・・・
今回の話題は、秋の花マルバハギ。よく見るマルバハギの花は、もちろんピンク色。ところが、興禅寺では白花のマルバハギも咲いていました。
さらに、秋の訪れを感じさせてくれたのは、色づき始めたカエデの葉も。まだ真っ赤とまではいきませんでしたが、木曽福島は長野県。本格的な秋の訪れも、少し早いのかな?
【関連記事】中山道・木曽福島宿を歩く②―行人橋
今回の話題は、秋の花マルバハギ。よく見るマルバハギの花は、もちろんピンク色。ところが、興禅寺では白花のマルバハギも咲いていました。
さらに、秋の訪れを感じさせてくれたのは、色づき始めたカエデの葉も。まだ真っ赤とまではいきませんでしたが、木曽福島は長野県。本格的な秋の訪れも、少し早いのかな?
2022年09月29日
台風被災の秋葉山に登る③―泥だらけの彼岸花
表参道駐車場があるのは、浜松市天竜区春野町領家の下島。いつものように車を止めて歩き始めました。
参道入口の九里橋に至るまでの路上には、うっすらとでしたが茶色の土が堆積。山側から流れ出た土か?気田川へ流れ込む沢の水が逆流して溢れた土か?道路より一段低い沢のの周りの草は茶色の土で覆われています。
本来なら真っ赤な花を咲かせていたはずの彼岸花も、泥だらけの土色の花。この日(9月26日)までが「秋の彼岸」だったのですから、まだまだ枯れるには早過ぎます。
参道入口の九里橋に至るまでの路上には、うっすらとでしたが茶色の土が堆積。山側から流れ出た土か?気田川へ流れ込む沢の水が逆流して溢れた土か?道路より一段低い沢のの周りの草は茶色の土で覆われています。
本来なら真っ赤な花を咲かせていたはずの彼岸花も、泥だらけの土色の花。この日(9月26日)までが「秋の彼岸」だったのですから、まだまだ枯れるには早過ぎます。
2022年09月29日
台風被災の小國神社境内地③―通行止め
私が小國神社境内地(古代の森)を歩く時は、先ずは宮川右岸の道から。ところが、赤い橋の少し先にトラロープが張られ「倒木あり 危険のため、立ち入り禁止」の掲示がありました。
仕方ありませんので、左岸の道を歩くことにしましたが、滝宮社前の道路には山側で発生した土石流が流れ出した痕跡が見られます。
すでに車が通ったタイヤ跡も見られましたので、行けるところまで行ってみようと思い、先へと進みました。
仕方ありませんので、左岸の道を歩くことにしましたが、滝宮社前の道路には山側で発生した土石流が流れ出した痕跡が見られます。
すでに車が通ったタイヤ跡も見られましたので、行けるところまで行ってみようと思い、先へと進みました。
2022年09月29日
葛の花香る天竜川河川敷⑦―シロバナサクラタデとキハダカノコ
シロバナサクラタデを離れて見れば、ただのタデ科の雑草ですが、顔を近づけて見れば、花の形は桜に似ていなくもありません。草丈がわりと高く育ちますので、秋風に吹かれ、静かに揺れている様子は涼しさを感じさせてくれます。
白い花に止まっている昆虫はキハダカノコ。ちょっと見た目は蜂の仲間のよう。でも、キハダカノコはヒトリガ科の蛾。どうみても、蜂のふりをしているとしか考えられませんね。
白い花に止まっている昆虫はキハダカノコ。ちょっと見た目は蜂の仲間のよう。でも、キハダカノコはヒトリガ科の蛾。どうみても、蜂のふりをしているとしか考えられませんね。
2022年09月29日
中山道・木曽福島宿を歩く⑯―「木曽踊発祥之地」の碑と山頭火の句碑
興禅寺の境内には「木曽踊発祥之地」と刻まれた碑が建てられていました。
「木曽踊」とは、日本人なら誰もが知っている「♪木曽のナア~なかのりさん 木曽のおんたけナンチャラホ~イ 夏でも寒いヨイヨイヨイ」の木曽節に併せた踊り。木曽義仲を追悼して踊られた武者踊りが「木曽踊」の起源とされ、木曽義仲の墓がある興禅寺に「木曽踊発祥之地」が建てられたということ。
また、境内には「たまたま 詣でて木曽は 花まつり 山頭火」と刻まれた句碑も。これは、種田山頭火が昭和14年(1939)5月に木曽福島を訪れた時に詠まれた句。
そして、木曽義仲の墓の前にも「さくら ちりをへたる ところ 旭将軍の 墓」の句碑も建てられ、「旭将軍」とはもろん木曽義仲のこと。これも山頭火の句でした。
【関連記事】中山道・木曽福島宿を歩く②―行人橋
「木曽踊」とは、日本人なら誰もが知っている「♪木曽のナア~なかのりさん 木曽のおんたけナンチャラホ~イ 夏でも寒いヨイヨイヨイ」の木曽節に併せた踊り。木曽義仲を追悼して踊られた武者踊りが「木曽踊」の起源とされ、木曽義仲の墓がある興禅寺に「木曽踊発祥之地」が建てられたということ。
また、境内には「たまたま 詣でて木曽は 花まつり 山頭火」と刻まれた句碑も。これは、種田山頭火が昭和14年(1939)5月に木曽福島を訪れた時に詠まれた句。
そして、木曽義仲の墓の前にも「さくら ちりをへたる ところ 旭将軍の 墓」の句碑も建てられ、「旭将軍」とはもろん木曽義仲のこと。これも山頭火の句でした。
2022年09月28日
台風被災の秋葉山に登る②―光路沢(こうろざわ)トンネル西
この写真も帰り道で撮影したもの。撮影場所は、国道362号にある光路沢(こうろざわ)トンネルの西。二俣川右岸の2ヶ所に大きな穴が開いてしまい、現在、片側交互通行です。
まさか、こんな目に見える災害が発生していたとは知りませんでした。もしかしたら、秋葉山表参道にも新たな倒木や大きな崩落が発生しているかも知れないと思い、緊張した気持ちで国道362号を春野に向かい、車を走らせました。
まさか、こんな目に見える災害が発生していたとは知りませんでした。もしかしたら、秋葉山表参道にも新たな倒木や大きな崩落が発生しているかも知れないと思い、緊張した気持ちで国道362号を春野に向かい、車を走らせました。
2022年09月28日
台風被災の小國神社境内地②―濁流
台風15号が県内に大きな被害をもたらしたのは、9月23日夜から24日未明にかけて。私が小國神社に出かけたのは25日でした。
いつもは透き通った水が流れる宮川は濁流となり、川沿いの道には轟音が響いているほど。赤い橋は通行止めにはされてはいませんでしたが、とても渡ってみようとの気分にはなれません。
右岸道路の一部では、道路脇の崩落も発生していましたので、車での走行時には注意が必要です。
さらに、左の写真は春野から送られて来たもの。小國神社と同じ森町を流れる太田川支流の三倉川に沿った県道の一部で、大規模な路面崩落が発生したようです。
まさか、これほど甚大な被害が発生したとは・・・
いつもは透き通った水が流れる宮川は濁流となり、川沿いの道には轟音が響いているほど。赤い橋は通行止めにはされてはいませんでしたが、とても渡ってみようとの気分にはなれません。
右岸道路の一部では、道路脇の崩落も発生していましたので、車での走行時には注意が必要です。
さらに、左の写真は春野から送られて来たもの。小國神社と同じ森町を流れる太田川支流の三倉川に沿った県道の一部で、大規模な路面崩落が発生したようです。
まさか、これほど甚大な被害が発生したとは・・・