› 自然と歴史の中を歩く! › 2021年11月

  

2021年11月30日

初冬の天竜川河川敷①―ススキとセイタカアワダチソウ

ススキ 11月29日は全国各地から初雪や初氷・初霜などのニュースが伝えられました。しかし、その割には風が穏やかでしたので、天竜川左岸の河川敷を歩いて来ました。

 こんな日は「小春日和」とも言えるかも知れませんが、今はもう冬。草刈りがされていない堤防の斜面や河川敷には、「枯れ尾花」となったススキの穂が揺れ、陽射しを受けて輝いていました。

セイタカアワダチソウ そして、その名の通りに泡立つ綿毛を揺らしていたのはセイタカアワダチソウ(背高泡立草)。ススキと競い合うようにして白い世界を演出していましたが、実はどちらも多年草。決して枯れたわけではなく、冬休みに入ったということです。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:13Comments(0)野の花・植物

2021年11月30日

秋葉山に登りまっし②―オレンジ色の秋葉山

秋葉神社上社に至る長い石段 駐車場から秋葉神社上社に至る長い石段周辺ではすでに紅葉はピークを過ぎ、赤からオレンジ色に変わっていました。北日本観光旅行の「紅葉の遠州三山ウォーキング」の「紅葉」は、2日目の可睡斎、油山寺、法多山で楽しんでいただくことにして、初日は山歩きに集中していただくことにしましょう。

秋葉神社上社に至る長い石段 いずれにしても、この石段を登り切らなくては、今回の私の出発地点には到着できません。11月3日のレポート「秋本番の秋葉山に登る」で紹介した「西ノ閽の神門」付近の紅葉もピークはとっくに過ぎた様子。

秋葉神社上社社務所前 あの時には、真っ赤な紅葉で迎えてくれたデショウジョウ(出猩々)と思われるカエデも、すっかり葉が枯れ落ちてしまっていました。それにしても、秋葉神社上社には、すでに参拝客があふれていました。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 03:20Comments(0)秋葉山・AKG(秋葉観光ガイド)

2021年11月30日

冷泉・鉱泉跡を訪ね、旧磐田郡敷地村へ③―もう一つの源泉

もう一つの源泉近くにある社 以前、「虫生の冷鉱泉を訪ねる」でも紹介したことがありましたが、虫生からの獅子ヶ鼻の鐘掛岩直登コースの「冷泉コース」を進んでいくと見えて来る祠のような建物が、もう一つの源泉の目印。

もう一つの源泉の沢 地元の人に聞いた話によれば、ここから竹の樋で集落まで冷泉を流し、それを沸かして温泉として利用していたとのこと。

 沢に流れる水は確かに白濁してはいましたが、前回のような硫黄の匂いは感じられませんでした。


  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 03:18Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財ウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2021年11月30日

島田・千葉山周辺をぐるり⑭―蛇紋岩

蛇紋岩 智満寺を後にして、一旦「スカイペンションどうだん」近くの駐車場に戻りました。そして、その時に気づいたのは、山の斜面に露出していた艶のある青みがかった石。もしかしたら蛇紋岩?

地質図 地質図で確認してみると、千葉山近くには「Sp 蛇紋岩化した超苦鉄質岩類(斑れい岩などを伴う)」とされる紫色の帯が見られます。もしかしたら、私が見つけた露頭の石は、この「Sp 蛇紋岩化した超苦鉄質岩類(斑れい岩などを伴う)」だったのかも知れません。


  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 03:03Comments(0)ウォーキング・ぶらり旅・町歩き地質・地形・岩石

2021年11月29日

秋葉山に登りまっし①―天竜川堤防道路から見えた富士山

天竜川堤防道路から見えた富士山 11月28日(日)は北日本観光旅行の「紅葉の遠州三山ウォーキング」の初日。秋葉山への片道ウォーキングのガイドを引き受け1日を過ごしました。

 学生時代に金沢で過ごした私にとって、金沢からのツアー客をガイドできるのは特別なこと。ただし、当日の朝6時40分に金沢を出発して観光バスでやって来くるのですから、こちらに到着するのは午後1時過ぎです。

 そこから秋葉山に歩いて登り、ツアー客は山頂にある秋葉神社上社の駐車場にバスが迎えに来ることになっていましたが、私が同じルートで下山したのでは、辺りは暗くなってしまいます。

 仕方がありません。私は秋葉神社上社の駐車場まで車で出かけ、表参道を歩いて下りて、ツアー客を迎えることにしました。

秋葉神社上社の駐車場 先ずは、天竜川左岸堤防を走り、途中で車を止めて、富士山をカシャ♪金沢からやって来る人たちにも、日本一の富士山を見ていただくことができそうですね。

 ちょっと早めでしたが、午前8時45分には秋葉神社上社の駐車場に到着しました。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:32Comments(0)秋葉山・AKG(秋葉観光ガイド)

2021年11月29日

冷泉・鉱泉跡を訪ね、旧磐田郡敷地村へ②―虫生の冷泉

虫生の冷泉 敷地交差点そばにあった道標に刻まれていた「獅子鼻温泉場」とは一体どこなのか?先ずは一番可能性が高い虫生(むしゅう)を訪れてみました。この日、県道283号は工事中で通り抜けはできませんでしたが、虫生までは行けます。

 獅子ヶ鼻の鐘掛岩直登コース入口に車を止め、敷地川の合流地点にあたる落合橋を渡って右折し、しばらく歩くと河川敷にコンクリート製の井戸のようなものが見られます。以前、地元の人に聞いた話によれば、この井戸が冷泉が湧いていたところとのこと。

虫生の冷泉 虫生の地名は「蒸湯」からの転訛とされていますので、かつては冷泉ではなく温泉だった可能性もあります。磐田市の北の外れに今も温泉場があったとしたら、さぞかし温泉客で賑わったことでしょうね。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:26Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財ウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2021年11月29日

島田・千葉山周辺をぐるり⑬―霊水の滝

霊水の滝 逆ルートで智満寺の石段を下りて来ましたので、降り立ったところが登り口。「千葉山智満寺縁起」の看板の横に、一筋の小さな滝が流れ落ちています。この滝は「霊水の滝」と呼ばれ、かつては修行僧たちがこの水で心身を浄めていたとのこと。

 智満寺に向かって歩いた山の中で井戸跡を見かけましたが、千葉山ではやはり水が湧いていたのです。滝行が行われなくなった今でも、万病に効果があるとされ「薬水」とも呼ばれているとのこと。

歌碑 滝の横には「枯れぬ木はなお頼みあり一切衆生 枯るとも花は咲かせてやみん」と刻まれた歌碑が建てられていましたが、これは、文治5年(1189)に千葉常胤を普請奉行として遣わした「源頼朝」が詠んだ歌。以来、「宝亀山」「廣智山」と呼ばれていた智満寺の山号は、「千葉山」に変えられたのだそうです。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:20Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財ウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2021年11月28日

旧磐田郡敷地村の紅葉

カエデ 旧磐田郡敷地村、現在の磐田市の最深部を訪ねたのは11月23日と24日の両日。目的は他にあったのですが、木々の葉の色づきを楽しむこともできましたので紹介します。

万瀬からの遠望 真っ赤なカエデは万瀬(まんぜ)で撮ったもの。遥か遠くを見晴らせば、初冬の陽射しに照らされた太平洋の海面が金色に輝いて見えました。

 色濃く紅葉していたのはハゼノキとヌルデ。どちらもウルシ科でよく似ていますが、葉軸に翼(よく)があるのがヌルデでないのがハゼノキ。葉の赤さもちょっと違っています。

ハゼノキ
ハゼノキ
ヌルデ
ヌルデ

 同じ磐田市に住みながら、我が家の周りでは紅葉を楽しむ自然はありません。ところが、ちょっと北へ足を伸ばせば、こんなに美しい自然があるのです。
  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:56Comments(0)季節の便りウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2021年11月28日

毎月第4土曜日は、旧津倉家の掃除

旧津倉家の掃除 地域を元気にしようと集まり、活動しているのが私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」です。毎月第4土曜日は午前9時から掛塚の旧廻船問屋・津倉家住宅の掃除の日。普段は窓を閉ざしたままですから決して汚れがひどいわけではありませんが、埃はどこからかやって来ます。

 先ずは窓を開けて空気を入れ替え、掃除機をかけて雑巾がけ。明治22年に建てられた1階と2階と昭和10年に増築された洋間と一通りの作業を終えた後は、来るべき新しい年(2022)の活動についても意見を交わしました。

旧津倉家の掃除 もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大に注意をしながらですが、そんな中でも地域を元気にするために私たちに出来ることがきっとあるはず。「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」とともに「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」の認定を受けた「掛塚祭屋台囃子保存会」とも連携を取り、2年続けて中止された「掛塚まつり」の写真展や動画の上映などを計画しています。

 楽しみにしてお待ちください!

 【関連記事】叩いて、掃いて、拭く、旧津倉家の清掃作業①―毎月1回

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:12Comments(0)みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚

2021年11月28日

冷泉・鉱泉跡を訪ね、旧磐田郡敷地村へ①―「獅子鼻温泉場行」の道標

「獅子鼻温泉場行」の道標 冷泉・鉱泉跡を訪ね、久しぶりに磐田市北の最深部にあたる旧豊田郡敷地村に車を走らせました。

 最初に紹介するのは、天竜浜名湖鉄道「敷地」駅北にある敷地交差点のそばに建てられた「大正十四年一月建之」の道標。大正14年と言えば、西暦1925年。もうすぐ100年の節目がやって来ます。

「獅子鼻温泉場行」の道標 道標に刻まれている文字は、「右 袋井 掛川 方面」「左 森街道 獅子鼻温泉場行」「西 熊」。現在の天竜浜名湖鉄道、かつての国鉄二俣線の最寄駅の「敷地」駅が開業したのは昭和15年(1940)でしたので、大正14年の道標は鉄道でアクセスした人に向けてではなく、徒歩で来た人への道案内。

 それにしても、「獅子鼻」は獅子ヶ鼻のことだとは思いますが、「温泉場」とは一体どこのことなんでしょうか?虫生(むしゅう)か?大平(おいだいら)か?それとも、まだ他にもあったのでしょうか?

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:46Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財ウォーキング・ぶらり旅・町歩き