› 自然と歴史の中を歩く! › 2018年04月

  

2018年04月30日

ギンリョウソウの別名は「ユウレイタケ」

ギンリョウソウ 久しぶりにギンリョウソウ(銀竜草)と出会うことができました。ギンリョウソウはイチヤクソウ科の植物。別名「ユウレイタケ」とも呼ばれ、光合成はしません。

 ギンリョウソウは、人間の目だけでなく昆虫の目から見ても白く見えているのだそうです。薄暗い林の中で、白く見えるためにかえって目立つのだとか。横から見ると、「竜」の顔に似ているとのことですが、半透明の茎に咲く白い花は、竜というよりも確かに「幽霊」のような怪しい美しさ。

 英語では「Indian pipe」や「Waxflower」と呼び、中国名は「水晶蘭」。種子植物ですので、実も付けます。  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:11Comments(0)野の花・植物

2018年04月30日

第2回「新緑の佐久間ダム探訪」下見ウォーク⑮―「半分、青い。」空と帰り道

「半分、青い。」空 途中までは雨が降っていた第2回「新緑の佐久間ダム探訪」下見ウォークでしたが、白藤の藤棚に上がった頃には青空が覗きましたが、白い筋雲が放射状に広がり、「半分、青い。」状態。

 「半分、青い。」空に見送られ、JR飯田線「中部天竜駅」へと戻ります。

帰り道のトンネル 再びトンネルの中を歩きましたが、帰り道はもちろん第一、第二、第三、第四の順。トンネルを歩いて抜けるという初めての体験を楽しみながら飛び跳ねるように歩く子どもたちに曳かれ、私たちの歩くスピードも増します。

 往路は緩やかな上り坂でしたが、復路は下り坂。快調なペースで中部(なかべ)の集落まで帰って来ることができました。

 【関連記事】第2回「新緑の佐久間ダム探訪」下見ウォーク①―増水した二俣川

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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:04Comments(0)出かけよう!北遠へウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2018年04月30日

青谷の青い自然③―ヤマルリソウとタイリンオオアマナ

ヤマルリソウ 「青谷不動の滝」からは少し離れますが、ムラサキ科ルリソウ属の在来種ヤマルリソウ(山瑠璃草)の花が残っていました。

 ワスレナグサの仲間のヤマルリソウの別名は「山鶯」。ウグイスが鳴く頃に咲き始める美しい花です。

タイリンオオアマナ 近くに咲いていた白い花はタイリンオオアマナ。日本には明治時代に入って来た地中海原産の外来種。ちょっと見には、ハナニラと勘違いしそう。

 どうして、ここに?


  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:02Comments(0)出かけよう!北遠へ野の花・植物

2018年04月30日

初夏の陽射しの秋葉山⑪―案内マップとガイドブック

案内マップ 参拝の後、社務所によってご挨拶。カウンターの上には、最新版の秋葉山案内マップとガイドブックが置かれていました。

 出来上がったばかりの案内マップは無料配布していますが、ガイドブックは1冊500円。いずれも資料となる情報は私たちAKG(秋葉観光ガイド)が提供し、原稿は私が書きました。

ガイドブック 現在では、秋葉山の山頂にある秋葉神社上社まで車で行くことができますが、私たちとしては昔の人たちの足で踏み固められた表参道を、同じように歩いて登っていただきたいとの思いが強くあります。

 秋葉山表参道は町から近く、自然豊かな標高866メートルの低山。安全で楽しく登れる秋葉山を、もっともっと多くの人に歩いていただきたいと思います。

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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:56Comments(0)秋葉山・AKG(秋葉観光ガイド)

2018年04月30日

続・原田久吉翁の面影を探る⑱―「種徳賑郷」碑

「種徳賑郷」碑 旧原田橋たもとに今も立っているはずの顕彰碑は、原田久吉翁が故郷の中部新道だけにとどまらず、天竜川に橋を架けるための資金も提供したことを「種徳賑郷」の言葉で賛美したもの。「種徳賑郷」とは、原田翁が社会貢献という種を撒くことにより、やがて花が咲き、故郷に実りがもたらされることを讃える言葉です。

「種徳賑郷」碑 「種徳賑郷」の文字を書いたのは「従一位勲二等侯爵久我通久題額」、碑文の原稿は「八十三翁鴻齋石川英撰」、筆を執ったのは「八十二翁得庵市河三鼎書」と、ここでも市河得庵の名が出てきました。

 市河得庵が書いた松茂神社の額には「八十一」の落款が見られますので、松茂神社の造立は、大正4年(1915)建立の「種徳賑郷」碑の前年、同3年(1914)だったことが分かりました。

 【関連記事】続・原田久吉翁の面影を探る①―松茂神社に掲げられた市河得菴書の額

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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:49Comments(0)出かけよう!北遠へ歴史・産業遺産・寺社・文化財

2018年04月29日

旧掛塚郵便局で「掛塚寄席」の先行前売り

旧掛塚郵便局で「掛塚寄席」の先行前売り 4月29日(日)、6月9日に私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」の主催で開催する「いじゃまいけつか」のイベント「掛塚寄席」チケットの先行前売り会を、旧掛塚郵便局で行いました。

旧掛塚郵便局で「掛塚寄席」の先行前売り 「いじゃまいけつか」は、今年(2018)初めて開催する行事。イベントとしては「掛塚寄席」の他にも「旧津倉邸見学会&庭園開放」「掛塚まちあるき」、旧掛塚郵便局では「遠州伊豆石の蔵写真展」。

旧掛塚郵便局で「掛塚寄席」の先行前売り 「掛塚寄席」の会場は、掛塚本町の西光寺本堂。一部(12:30開場13:00開演)、二部(15:00開場15:30開演)に分かれ、前売り券は大人2,000円、小・中学生1,000円。正式な前売り開始は5月1日ですが、本日はPRも兼ねての先行販売でした。

旧掛塚郵便局で「掛塚寄席」の先行前売り 前売り開始時間の午前10時には、早くも最初のお客さんが。局舎外に置かれたベンチで話に花を咲かせる風景も見られ、まずまずの売れ行き。

 今後の前売りは、花桐洋品店とつるや酒店でも行われ、ネットでも購入が可能です(http://yose.totoumi.com)。ご来場をお待ちしています。

掛塚寄席


  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 16:15Comments(0)みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚

2018年04月29日

白藤に似たニセアカシアの花

ニセアカシア 磐田市立竜洋中学校のグラウンド脇に、白藤に似た花が咲いています。これは、北アメリカ原産のニセアカシア(ハリエンジュ)。藤と同じマメ科ですが、蔓性の藤とは違い、公園樹や街路樹として植栽されていることが多くあります。

 私が学生時代を過ごした金沢の内灘砂丘は、戦後、米軍の射爆場に反対した内灘闘争の舞台となった地として有名ですが、ニセアカシアの防風・防砂林があることでも知られています。

 私にとっては懐かしいニセアカシアの白い花と、私が暮らしている竜洋で出会うことができました。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:07Comments(0)野の花・植物

2018年04月29日

第2回「新緑の佐久間ダム探訪」下見ウォーク⑭―佐久間電力館と白藤

 佐久間電力館は、ダム建設の時にはゴンドラリフトの基地跡に建設された建物。佐久間ダムの紹介のほか、建設の歴史や発電の仕組みなど、分かりやすく工夫して展示されています。

佐久間電力館
佐久間電力館
佐久間電力館
佐久間電力館

白藤 「新緑の佐久間ダム探訪」催行日には、入口付近に物販テントを設ける予定。片道4キロを歩いて来ていただいた参加者たちには、ここで佐久間ならではの「ふるさとの味」を味わっていただきたいと考えています。

 電力館に立ち寄った後は、湖畔広場の上にある慰霊碑の前で咲いている白藤を眺めました。

白藤 佐久間ダム完成の翌年(1957)、ダム建設時に殉職した人たちの慰霊に訪れた昭和天皇と皇后の両陛下も、この白藤の藤棚の下に立たれたとのこと。両陛下が訪れたのは10月でしたから、花は咲いてはいませんでしたが、この日(4月15日)にはほぼ満開。

 「新緑の佐久間ダム探訪」の催行日、5月12日(土)13日(日)19日(土)20日(日)26日(土)27日(日)まで残っていてくれると良いのですが・・・。

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2018年04月29日

青谷の青い自然②―ヤマアイの雄花・雌花

ヤマアイの雄花 「青谷不動の滝」の周辺には、トウダイグサ科ヤマアイ属ヤマアイの群生地があります。

 「ヤマアイ」は「山藍」の意味ですが、タデ科の藍とは違い、藍色の色素成分のインデイゴは含んでいません。『万葉集』にも詠まれている最古の染料の1つで、染まる色は「青」というよりも草色や茶色。

 級(しな)照る 片足羽河(かたしはがは)の さ丹塗(に)塗りの
 大橋の上ゆ 紅の 赤裳(あかも)裾引き 山藍もち 摺(す)れる衣(きぬ)きて
 ただ独り い渡らす児(こ)は 若草の 夫(つま)かわるらむ
 橿(かし)の実の 独りか寝(ぬ)らむ
 問はまくの 欲しき吾妹(わぎも)が 家の知らなく(高橋蟲麿 万葉集巻9-1742)


ヤマアイの雌花 北遠のヤマアイの群生地として知られるのは「渡ヶ島諏訪神社の社叢」。浜松市の天然記念物にも指定されているこの森は、県西部最大級と言われるヤマアイの群落で覆われています。

 しかし、この山間(やまあい)のヤマアイ群生もなかなかのもの。写真は右が雄花で、左が雌花。雌雄異株なのですが、1つの株に雌花と雄花をつけた雌雄両性株もあるようです。


  

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2018年04月29日

上平山の茶園巡り⑥―名古尾沢と牧ノ沢

名古尾沢 秋葉街道・信州街道と呼ばれる、信州から秋葉山に通じる古道は、佐久間町上平山を通っています。

 この街道の見所は、小さな滝が連なったような「沢」。大きな岩の間を、白い飛沫を上げながら流れ落ちる川が見られます。

牧ノ沢 右上の写真が名古尾沢(なごおさわ)、左の写真が牧ノ沢(まきのさわ)。お茶が香る新緑の時期には、上平山の秋葉街道を走ってみませんか?

 道路はそんなに広くはありませんので、注意しながらお出かけください!今まで見たこともない「浜松市」の新しい風景に出会うことができます。

  

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