› 自然と歴史の中を歩く! › 2019年04月

  

2019年04月30日

2013年、アカヤシオと会いに岩嶽山へ登る①―アカヤシオはほぼ満開

アカヤシオ 平成25年(2013)4月28日、アカヤシオの花と会うために、浜松市天竜区春野町の岩嶽山に登りましたので、その時のことをレポートさせていただきます。あくまでも、6年前のこと。現在とは様子が違っているかも知れませんので、それを承知の上でお読みください!

 石切のシンフォニー駐車場を出たのは、午前6時15分。最初のアカヤシオと出会ったのが、9時ちょうど。満開1歩前のアカヤシオの花見を堪能し、駐車場に戻ったのはちょうど午後1時。所要時間6時間45分の岩嶽山登山でした。

アカヤシオ 大型連休と花の季節がうまく重なりますから、登ろうと考えている人は多いと思うのですが、登山道の荒れ方はは年々ひどくなっています。若くて体力に自信がある人、山歩きに慣れている人でなければ、今の岩嶽山に登るのはかなり危険だと思ってください。

 残念ですが・・・。

  

2019年04月30日

東海道本線の天竜川橋梁①―特報「遺構発見!」

特報「遺構発見!」 「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」の須田さんから「天気がよかったのでバイクに乗って天竜川の河川敷を走ってきました。そうしたら、なんと!初代明治の橋と、解体された大正時代の橋の遺構を発見しました。場所は、豊田町駅側から2番目の橋脚のところです」とのメールと写真が届きました。

特報「遺構発見!」 「明治の橋の遺構は、ほとんど川の中ですが、ところどころにレンガが見えます。大正の橋の橋脚跡はコンクリートや鉄筋まで地表に出ています」と興味深々の情報です。

 残念ながら、この写真では橋の遺構がちょっと分かりにくい感じでしので、自分の目で確かめに行ってみました。


  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:20Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財投稿

2019年04月30日

「民俗の宝庫」水窪を訪ねて②―山住神社の磐座と古井戸

山住神社の磐座 山住神社の社務所裏の山には、今でも水が湧く古井戸と磐座(いわくら)とも言える巨岩があります。その圧倒的な迫力はカメラのフレーム内には収まりませんでしたが、まさに「磐座」。古代、神が降りて来る依り代と見立て、信仰したであろう雰囲気が漂っています。

 山から浸み出す水を集めた古井戸はコンクリートで固められ、現在では電動ポンプで汲み上げられているとのことでしたが、今でもこの地で神職たちの水垢離が行われているそうです。しかも、それは厳寒の1月。凍り付くような水を頭から被る水垢離は、古来の山岳信仰の面影を残したものでしょうか?

古井戸 社務所で「水を飲んでみるといいよ」と聞いていましたので、失礼して、パイプがから流れ出る水を手に取り、口に含んでみました。なるほど、おいしい水。この巨岩と水があったのが、山住峠に神社が祀られた理由に違いありません。

 【関連記事】「民俗の宝庫」水窪を訪ねて①―山住神社の葵紋
  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:19Comments(0)出かけよう!北遠へ歴史・産業遺産・寺社・文化財

2019年04月30日

雨上がりの大渓(おおたに)林道を歩く④―モチツツジとヤマツツジ

モチツツジ 卯の花(ウツギ)と同じように初夏の訪れを感じさせてくれる花の代表はツツジの仲間。ツツジは「静岡県の花」でもあり、大渓(おおたに)林道でもモチツツジとヤマツツジが花を咲かせていました。

ヤマツツジ 花や萼、枝の腺毛から出る粘着液がベタベタしていて、そのベタベタが「鳥もち」に似ているところからモチツツジ。ピンク色の花弁に濃紅色の斑点が目立っています。

 朱色の花を咲かせているのはヤマツツジ。一番多く見られる自生のツツジは、このヤマツツジかも知れません。

 【関連記事】雨上がりの大渓(おおたに)林道を歩く①―卯の花
  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:16Comments(0)出かけよう!北遠へ野の花・植物ウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2019年04月30日

初夏の富幕山&枯山を歩く⑦―アオダモ

アオダモ 枯山(かれやま)の自然観察路を歩いている時、モワっと白い花を咲かせる木が目に入りました。

アオダモ この花はモクセイ科トネリコ属のアオダモ(もしかしたら「マルバアオダモ」かも?)。普段は全然気に止めることもない木ですが、花の季節だけは自己主張しています。

 野球のバットのほか、テニスのラケットなどにも使われる木。雌雄異株とのことですが、さすがに雄花か雌花か両性花までは見えませんでした。

 【関連記事】初夏の富幕山&枯山を歩く①―「登頂記念」スタンプ
  

2019年04月30日

中山道の妻籠&馬籠へドライブ⑩―切り妻屋根の出桁造り

 江戸時代の風を感じる家並みが続く妻籠でも馬籠でも、町屋の建物は切り妻屋根の出桁造り。出桁(でげた・だしげた)造りの軒は千本格子の外窓から前に深く突き出して、軒下を広く設計されています。

妻籠
妻籠

 もちろん、軒下は旅人が一休みできる場所であると同時に軒先での商売もしやすく、東海道の旧宿場町や掛塚でも見かけることが多い風景。さらに細かく見れば、妻籠の町屋の2階の外廊下、1階軒先の鼻隠(はなかくし)板の装飾性も魅力的です。

馬籠
馬籠

 妻籠も馬籠も木曽桧の産地。豊富に伐り出された贅沢な材を使うことに長けた大工や建具屋を輩出し、技術が発達したに違いありません。

 古い家が残された町並みを眺め、日本の昔を偲ぶだけの妻籠・馬籠だけではもったいない。そこに日本伝統の木を使う技術の粋を垣間見ることができたのが、私にとって大いに意義のある妻籠&馬籠へドライブ旅行でした。

 *「出桁造り」と紹介した建築は、正しくは、2階が前に迫り出した「出梁造り」でした。

 【関連記事】中山道の妻籠&馬籠へドライブ①―満開の桜

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:07Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財ウォーキング・ぶらり旅・町歩き

2019年04月29日

トビの子育て観察

トビの抱卵 さて、ここは何処でしょう?トビの子育ての写真が届きました。

 4月12日に届いた写真では、木の枝を集めて作った巣に入った親トビの姿しか写ってはいませんでしたので、これが抱卵中のものかどうかの判断はできませんでしたが、27日には卵から孵った雛の姿が写っています。

子育て中の親トビ
2羽のひな鳥

 「トンビの子育て、2羽確認できました!片方はすこぶる元気ですが、もう片方は若干元気がなさげです」とのこと。「あまり騒がれると子育てに影響するかも知れないので、場所は伏せておきます」の言葉通り、静かに見守っていることにしましょう!
  

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2019年04月29日

「民俗の宝庫」水窪を訪ねて①―山住神社の葵紋

山住神社の鳥居と神門 すでに何度も訪れている水窪ですが、今回は「民俗の宝庫」としての水窪に触れてみたいとの強い思いから。先ずは、山犬信仰で知られる山住神社を訪ねました。

 石の鳥居脇に立つ、神社の表札とも言うべき社号碑(社名碑)の「大日本總鎮守」と「山住神社」との間には、徳川家の家紋「三つ葉葵」が。これは、山住神社と徳川家康との浅からぬ関係を示すものです。

 言い伝えによれば・・・。

 元亀3年(1572)、家康は三方ヶ原で武田信玄との合戦に敗北し、山住神社に逃げ込みます。やがて、武田軍の追っ手が迫ると空がにわかに曇り、辺りは夕闇のようになりました。すると、どこからとなく山犬の鳴き声が湧き上がり大音響となりました。この声に恐れをなした武田軍は退散。難を逃れた家康は山住神社を大変崇拝したと言われます。

社号碑の「三つ葉葵」紋 また、浜松城の鬼門とされる丑寅の方角(北東)にある山住神社に「武運長久」を祈願し、天正4年(1576)宝剣2振、慶長19年(1614)宝剣1振を奉納し、徳川幕府からも篤く信仰されたということです。

 これが、社号碑に「三つ葉葵」が掲げられている理由。境内の幟や神社幕にも「三つ葉葵」が染め抜かれていました。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:10Comments(0)出かけよう!北遠へ歴史・産業遺産・寺社・文化財

2019年04月29日

天竜浜名湖鉄道天竜川橋梁②―鋼製3連トラス及び鋼製7連桁橋

天竜川橋梁 天竜浜名湖鉄道天竜川橋梁は「鋼製3連トラス及び鋼製7連桁橋」。つまり、「西鹿島駅」に近い南側は鋼製7連プレートガーダー、「二俣本町」駅に近い北側は3連のワーレントラス橋です。

 つまり、天竜川の本流部は橋脚のスパンが大きいため橋脚の間隔を空けてワーレントラスで造り、流れが少ない溢流部は橋脚の間隔を詰めてのプレートガーダー。天竜浜名湖鉄道における最長の橋梁で、唯一のトラス橋。美しい国登録有形文化財として、鉄道ファンの人気を集めています。

  

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2019年04月29日

雨上がりの大渓(おおたに)林道を歩く③―藤の花とウワミズザクラ

藤 サワガニを踏みつけないように下ばかり見て歩いていたのに気づくことができたのは、咲き終わった花が落ちていたから。紫色の落花に気づいて上を見上げると、藤の花房が降るように下がっていました。

 浜松市天竜区の大渓(おおたに)に出かけるには、天竜川左岸の堤防道路を北へと向かいますので、途中、「熊野の長藤まつり」が開催されている磐田市池田を通りましたが、寄らずに素通り。

ウワミズザクラ でも、大渓林道で見上げた藤の花は、相当の高さでしたので、長藤だったとしても、手に取る高さまで房を垂らすのは無理でしょう。

 同じように見上げる高さで咲いていた白い房は、ウワミズザクラの花。写真を拡大したから花の形も見ることができますが、肉眼では白い霞みたいにしか見えませんでした。

  

Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:05Comments(0)出かけよう!北遠へ野の花・植物ウォーキング・ぶらり旅・町歩き