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2020年03月24日

「春の彼岸」を迎えた青谷の自然⑤―カキドオシとカテンソウ

カキドオシ 花はゴマノハグサ科ムラサキサギゴケやトキワハゼにも似ていますが、こちらはシソ科のカキドオシ。蔓が垣根の下を通り抜けるので「垣通し(カキドオシ)」。花が終った後、茎が倒れて蔓のように地を這い、節から根を出して広がる厄介者です。

 でも、こうして近づいて花を見ると、唇形の花の長い下唇にあるピンク色の斑点がキレイでしょう?

カテンソウ 点のような花を咲かせているのは「花点草(カテンソウ)」。折り畳んだ雄蕊を一気に開き、花粉を風に乗せて運んでもらうため、受粉は昆虫には頼りません。だから、花は小さくてもOK。5本の雄蕊が開く開花の瞬間に、花の役割は終わっているのです。

 その点、カキドオシの花の紫色の斑点は、昆虫を呼び寄せる蜜標。カテンソウとは、花の役割がまったく違います。

 風任せか?それとも、昆虫に頼るか? 



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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:13│Comments(0)出かけよう!北遠へ野の花・植物
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