2017年07月19日

光明電気鉄道の面影⑧―築堤跡

築堤跡 旧豊田町の低地を北上する光明電気鉄道は、天竜川や一雲斎川の流れを気にしながらルートが設定されました。寺谷新田から掛下に至る辺りでは、電車は築堤に敷かれたレールの上を走っていたようです。

築堤跡 ただし、レールが敷かれたのが、果たして築堤の上であったのかどうかは定かではありません。もしかしたら、築堤は洪水を防ぐために築き、電車が走ったのは中段だった可能性もあります。

 これで、天竜川や一雲斎川から離れた田んぼの真ん中に残る堤の謎が解けました。青々とした草が茂る堤は、自然堤防ではなく光明電気鉄道の電車を走らせるために、人工的に築かれた土盛りだったようです。



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