› 自然と歴史の中を歩く! › 2022年03月
2022年03月31日
2022年、ギフチョウが舞う枯山の自然③―ヒオドシチョウとオトメスミレ
ギフチョウが舞う春になっても、枯山はまだまだ枯れ葉色。そんな枯山を我が物顔で飛び回っているのは、相変わらずヒオドシチョウです。
他のヒオドシチョウがやって来ると、仲間とは思わず、たちまち縄張り争い。追いかけて、追いかけて、自分だけのテリトリーを主張。ウクライナに侵攻しているロシアみたいなものでしょうか?
そんな激しい攻防が繰り広げられている枯山で、ひっそりと咲いていたのは白花のオトメスミレ。タチツボスミレに似ていますが、花は白色で距が淡紫色。枯れ葉色の枯山でなければ気づかなかったかも知れません。
他のヒオドシチョウがやって来ると、仲間とは思わず、たちまち縄張り争い。追いかけて、追いかけて、自分だけのテリトリーを主張。ウクライナに侵攻しているロシアみたいなものでしょうか?
そんな激しい攻防が繰り広げられている枯山で、ひっそりと咲いていたのは白花のオトメスミレ。タチツボスミレに似ていますが、花は白色で距が淡紫色。枯れ葉色の枯山でなければ気づかなかったかも知れません。
2022年03月31日
磐田市下野部大楽地を訪ねる⑤―寒緋桜
ソメイヨシノの花もそろそろ満開に近づいていますが、「一雲斎」の境内では寒緋桜が満開。濃いピンク色の花を下向きに咲かせ、花の形も釣鐘状。曹洞宗のお寺、「萬世山一雲齋」には似合いの桜かも知れません。
それにしても、桜というにはちょっと雰囲気が違います。花の色の濃さもさることながら、釣鐘状の形は桜のイメージと違っています。
遠目に見ると、季節柄「花桃の花かな?」と思ってしまいがちですが、(多分、多分)寒緋桜だろうと思います。
それにしても、桜というにはちょっと雰囲気が違います。花の色の濃さもさることながら、釣鐘状の形は桜のイメージと違っています。
遠目に見ると、季節柄「花桃の花かな?」と思ってしまいがちですが、(多分、多分)寒緋桜だろうと思います。
2022年03月31日
旧豊岡村敷地の春⑨―カタクリとショウジョウバカマ
「敷地里山公園」の斜面で咲き始めていたのはカタクリの花。花弁はまだ反り返ってはいませんでしたので、完全な開花とは言えませんが、あれから1週間が過ぎましたので、きっと今頃は咲いていることでしょう。
ショウジョウバカマも咲いていました。でも、花は青みがっていましたので、ショウジョウバカマ(猩々袴)の名前の由来となるほどの赤い花ではありません。
どちらも北遠で見かけることは多いのですが、まさか「敷地里山公園」で出会えるとは思っていませんでした。いやいや、旧豊岡村敷地だって、十分「北遠」かな?
ショウジョウバカマも咲いていました。でも、花は青みがっていましたので、ショウジョウバカマ(猩々袴)の名前の由来となるほどの赤い花ではありません。
どちらも北遠で見かけることは多いのですが、まさか「敷地里山公園」で出会えるとは思っていませんでした。いやいや、旧豊岡村敷地だって、十分「北遠」かな?
2022年03月30日
2022年、ギフチョウが舞う枯山の自然②―カタクリ
ギフチョウと出会うことができただけでも嬉しかったのですが、カタクリの花も咲いていましたので、2倍の幸運です。
実は、3月11日に枯山を歩いた時には、カタクリはまだ蕾も見られなかったのです。ところが、28日にはあっちにもこっちにもカタクリの花が。当たり前と言えば当たり前ですが、今はもうすっかり春でした。
実は、3月11日に枯山を歩いた時には、カタクリはまだ蕾も見られなかったのです。ところが、28日にはあっちにもこっちにもカタクリの花が。当たり前と言えば当たり前ですが、今はもうすっかり春でした。
2022年03月30日
磐田市下野部大楽地を訪ねる④―翁草
本堂の前には、小粒の砂利が敷き詰められ、そこで育っていたのは翁草(オキナグサ)。花はまだ咲き始めたばかりで、ほとんどがまだ俯いたまま。もう少し暖かくなると、顔を上げてくれることでしょう。
花が終わって種が出来ると、その綿毛を白髪の頭になぞらえて翁草。私の頭髪もかなり翁草に近づていますが、やがて白髪も風に飛ばされてしまうのでしょう。
花が終わって種が出来ると、その綿毛を白髪の頭になぞらえて翁草。私の頭髪もかなり翁草に近づていますが、やがて白髪も風に飛ばされてしまうのでしょう。
2022年03月30日
旧豊岡村敷地の春⑧―ヨゴレネコノメソウ
ユキノシタ科のヨゴレネコノメソウ。萼片だけの花は小さくて地味ですが、「汚れ」の由来とされる苞葉の中心に近い部分が黄色や褐色に色を変えますので、全体としてみれば割と目立っています。
「猫の眼」の名は、実の裂け目が細い猫の目のように見えること、あるいは苞葉の色が次第に変化するところから名づけられたようですが、これを「汚れ」と言うのは可哀そう。日本人好みの渋い色じゃあないでしょうか?
「猫の眼」の名は、実の裂け目が細い猫の目のように見えること、あるいは苞葉の色が次第に変化するところから名づけられたようですが、これを「汚れ」と言うのは可哀そう。日本人好みの渋い色じゃあないでしょうか?
2022年03月29日
2022年、ギフチョウが舞う枯山の自然①―アカフタチツボスミレ
3月28日、とうとう今年(2022)も「春の女神」ギフチョウと出会うことができました。
羽化したばかりのギフチョウが枯山にやって来るのは、山頂付近で咲くアセビの花が目当て。しかし、今年はアセビの花が見られません。理由は分かりませんが、裏年みたいなものでしょうか?
出会ったギフチョウは2頭だけ。そのうちの1頭は小さなアカフタチツボスミレの花に止まって吸蜜。こっちのアカフタチツボスミレから、あっちのアカフタチツボスミレへと飛び回り、私がカメラを近づけても気づいてはいないようでした。
羽化したばかりのギフチョウが枯山にやって来るのは、山頂付近で咲くアセビの花が目当て。しかし、今年はアセビの花が見られません。理由は分かりませんが、裏年みたいなものでしょうか?
出会ったギフチョウは2頭だけ。そのうちの1頭は小さなアカフタチツボスミレの花に止まって吸蜜。こっちのアカフタチツボスミレから、あっちのアカフタチツボスミレへと飛び回り、私がカメラを近づけても気づいてはいないようでした。
2022年03月29日
磐田市下野部大楽地を訪ねる③―ハクモクレンとシデコブシ
「一雲斎」の境内には、お寺らしくスイレン(睡蓮)の池もありましたが、まだ花の季節ではありません。ハスの花はまだでもモクレン(木蓮)は白い花を咲かせています。
白花のハクモクレン(白木蓮)はまさに仲春の季語。花言葉には「気高さ」「高潔な心」「荘厳」「崇敬」「崇高」「慈悲」「自然への愛」「自然な愛情」などがズラリ。お寺にはぴったりの花かも知れません。
淡いピンク色の花を咲かせていたシデコブシもモクレン科モクレン属。「シデ」の名は「紙垂」に由来。お寺よりも、神社に似合いの花かな?
白花のハクモクレン(白木蓮)はまさに仲春の季語。花言葉には「気高さ」「高潔な心」「荘厳」「崇敬」「崇高」「慈悲」「自然への愛」「自然な愛情」などがズラリ。お寺にはぴったりの花かも知れません。
淡いピンク色の花を咲かせていたシデコブシもモクレン科モクレン属。「シデ」の名は「紙垂」に由来。お寺よりも、神社に似合いの花かな?
2022年03月29日
旧豊岡村敷地の春⑦―トサミズキとヒュウガミズキ
下向きに垂れ下がるように花を咲かせていたのは、トサミズキ(右の写真)とヒュウガミズキ(左下の写真)。どちらもマンサク科トサミズキ属で、よく似ています。でも、トサミズキの方が花房がやや長く、花を覗いてみると蕊が紅色。その辺りが見分けのポイントです。
トサミズキ(土佐水木)の名は自生地の土佐(高知県)に由来していますが、ヒュウガミズキ(日向水木)の自生地は石川県から兵庫県の日本海側とのことで、日向(宮崎県)ではないようです。
ただ、日向(宮崎県)に多く植栽されていたという説もあり、また、やはり植栽されていた京都北部が明智日向守光秀(みつひで)の所領だったところから名付けられたとも言われています。
・・・と、まあ、今日のところは、この辺で・・・
トサミズキ(土佐水木)の名は自生地の土佐(高知県)に由来していますが、ヒュウガミズキ(日向水木)の自生地は石川県から兵庫県の日本海側とのことで、日向(宮崎県)ではないようです。
ただ、日向(宮崎県)に多く植栽されていたという説もあり、また、やはり植栽されていた京都北部が明智日向守光秀(みつひで)の所領だったところから名付けられたとも言われています。
・・・と、まあ、今日のところは、この辺で・・・
2022年03月28日
3月28日、今年も会えた!枯山のギフチョウ
とうとう、今年(2022)も枯山のギフチョウと会うことができました。
前回、枯山を訪れたのは3月11日。この日は残念ながら空振りに終わったのですが、「今度こそ!」の強い思いを抱いて3月28日に枯山へ。そして、願いは通じ、2頭のギフチョウと出会うことができました。
正直言って、気温はともかくとして、風が強く、「会えないかも知れない」との心配もあったのですが、羽化したばかりで翅を乾かしていたようです。
カメラを近づけても逃げることはなく、こんな写真を撮ることができました。
前回、枯山を訪れたのは3月11日。この日は残念ながら空振りに終わったのですが、「今度こそ!」の強い思いを抱いて3月28日に枯山へ。そして、願いは通じ、2頭のギフチョウと出会うことができました。
正直言って、気温はともかくとして、風が強く、「会えないかも知れない」との心配もあったのですが、羽化したばかりで翅を乾かしていたようです。
カメラを近づけても逃げることはなく、こんな写真を撮ることができました。