2022年09月26日
中山道・木曽福島宿を歩く⑬―ヤクシソウとクサノオウ
野草の話題が続きます。ヤクシソウ(右の写真)やクサノオウ(左下の写真)が咲いていたのも、やはり福島関の石垣。特にヤクシソウは乾いた土地に生育しますので、石垣などは好みの環境。名前に「ヤクシ(薬師)」と付けられてはいるのには、茎や葉を折ると出る白い乳液を皮膚病の塗り薬として使われたからとする説、葉の形が薬師如来の光背に似ているとする説などがあります。
クサノオウも茎や葉から出る黄色の乳液を、やはり皮膚病の塗り薬として使われたからとの説もありますので、「草の王」というよりも「瘡(くさ)の王」。しかし、クサノオウはケシ科ですから、逆に有毒なので注意!注意!
【関連記事】中山道・木曽福島宿を歩く②―行人橋
クサノオウも茎や葉から出る黄色の乳液を、やはり皮膚病の塗り薬として使われたからとの説もありますので、「草の王」というよりも「瘡(くさ)の王」。しかし、クサノオウはケシ科ですから、逆に有毒なので注意!注意!