› 自然と歴史の中を歩く! › 出かけよう!北遠へ › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 「民俗の宝庫」水窪を訪ねて②―山住神社の磐座と古井戸

2019年04月30日

「民俗の宝庫」水窪を訪ねて②―山住神社の磐座と古井戸

山住神社の磐座 山住神社の社務所裏の山には、今でも水が湧く古井戸と磐座(いわくら)とも言える巨岩があります。その圧倒的な迫力はカメラのフレーム内には収まりませんでしたが、まさに「磐座」。古代、神が降りて来る依り代と見立て、信仰したであろう雰囲気が漂っています。

 山から浸み出す水を集めた古井戸はコンクリートで固められ、現在では電動ポンプで汲み上げられているとのことでしたが、今でもこの地で神職たちの水垢離が行われているそうです。しかも、それは厳寒の1月。凍り付くような水を頭から被る水垢離は、古来の山岳信仰の面影を残したものでしょうか?

古井戸 社務所で「水を飲んでみるといいよ」と聞いていましたので、失礼して、パイプがから流れ出る水を手に取り、口に含んでみました。なるほど、おいしい水。この巨岩と水があったのが、山住峠に神社が祀られた理由に違いありません。

 【関連記事】「民俗の宝庫」水窪を訪ねて①―山住神社の葵紋


同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「民俗の宝庫」水窪を訪ねて②―山住神社の磐座と古井戸
    コメント(0)