2017年10月20日
「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅㊴―出桁造りと忍び返し
廻船問屋・津倉家の軒先は、軒下を前に長く張り出させるため、梁を外にまで突出して、その先に桁を乗せた構造。掛塚では、ごく当たり前に見かける風景です。
これは「出桁(でげた・だしげた)造り」と呼ばれ、特に江戸町家の影響を受けた地方で見られる建築法。この軒下でなら、ちょっとした作業をしたり、一服することもできます。
塀を乗り越えて泥棒が侵入するのを防ぐため、塀などの上に先端のとがった竹・木・鉄棒などを並べて立てたものを「忍び返し」と呼びます。津倉家の主屋と庭との間には、鋭く尖った鉄棒が並んでいます。
これは「出桁(でげた・だしげた)造り」と呼ばれ、特に江戸町家の影響を受けた地方で見られる建築法。この軒下でなら、ちょっとした作業をしたり、一服することもできます。
塀を乗り越えて泥棒が侵入するのを防ぐため、塀などの上に先端のとがった竹・木・鉄棒などを並べて立てたものを「忍び返し」と呼びます。津倉家の主屋と庭との間には、鋭く尖った鉄棒が並んでいます。