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2019年05月01日

「民俗の宝庫」水窪を訪ねて③―眷属にご飯を供える

竈 磐座(いわくら)と思える巨岩の下に水が湧き、その脇に小さな竈(かまど)が設えてありました。煙突も立っていて、火を燃やした跡のありますので、現在も使われている竈のようです。

 山住神社の祭神は大山祇命(おおやまつかみ)。その奥の院と言われる常光寺山に祀られている天狗が常光坊(常光神)であり、その眷属(けんぞく)である山犬(狼)、狐、烏に供えるご飯(御神供=ゴジンゴ)を炊く場所とのことです。

残された藁苞 今でも毎月1日と17日「ゴジンゴ炊き場」で炊かれたご飯を藁苞(わらづと)に詰めて境内隅に供えると、お犬様の機嫌が悪い時には一晩で腐り、機嫌の良い時には「干し飯」のようになるのだそうです。

 写真の藁苞には、何も入っていませんでしたので、山に棲む何者かによってご飯が食べられ、藁苞だけが残ったようでした。

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