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2019年05月07日
2013年、アカヤシオと会いに岩嶽山に登る⑧―アセビ、バイケイソウ、鹿の足跡と岩嶽山
平成25年(2013)4月28日当時、とにかく山が荒れていました。これまでよりも一段と下草が少なくなっている印象。北遠の他の山と同様、青々と見えるのはバイケイソウとアセビのみです。
バイケイソウもアセビも毒を持っていますので、鹿は食べません。鹿が食べない植物だけが目立つのは、鹿が生息しているという証拠でしょうか?林道のぬかるみには、鹿のものと思われる足跡が残っていました。
鹿は元気でも、私の方は足を滑らせ、膝を打ち、指の付け根からは出血。この体力では、岩嶽山登山は今年で最後になるかも知れません。
アカヤシオの落花に無事の下山を祈り、ヒノキの切り株に積まれたケルンの上にもう1つ乗せました。落花の下の石も積み上げられた石も、砕けやすい角が尖った石ばかり。断層破砕帯に近い岩嶽山の石は、風化しやすく崩落しやすい石なのです。
足を滑らせるたびに「大丈夫?」。下山の同行者にも心配をかける始末です。それでも、懲りずに道草を。フモトスミレとチゴユリをカシャ!
そして、駐車場に戻ったのは、午後1時。食事もせずに、ぐるっと1周りしての所要時間は6時間45分でしたが、果たしてこのコースをお勧めすべきかどうか・・・?
前年(2012)4月に設置された看板には「通行止 岩岳山登山コースは、崩落の危険があるため通行を禁止します。歩道内で起きた事故について、一切責任を負いません。」と書かれています。そして、入手山コースに関しては未整備とされ、事実上、岩嶽山には登れないことになっています。
それでも、アカヤシオの花を見ようと登る人は、相当多いはず。国指定の「天然記念物」の植物群落保護林でもあり、浜松市消防局のパトロール隊も入山している山です。皆が憧れる山ですが、荒れる一方の山。理想と現実とのギャップについて、「禁止」なら「禁止」とはっきりとした情報を示す段階に来ているような気がします。
登山道の整備ができない限り、自己責任での登山もこれが限界かも知れません。最後に、登山道の崩落個所と入手山から臨んだ岩嶽山の写真を掲載します。
バイケイソウもアセビも毒を持っていますので、鹿は食べません。鹿が食べない植物だけが目立つのは、鹿が生息しているという証拠でしょうか?林道のぬかるみには、鹿のものと思われる足跡が残っていました。
鹿は元気でも、私の方は足を滑らせ、膝を打ち、指の付け根からは出血。この体力では、岩嶽山登山は今年で最後になるかも知れません。
アカヤシオの落花に無事の下山を祈り、ヒノキの切り株に積まれたケルンの上にもう1つ乗せました。落花の下の石も積み上げられた石も、砕けやすい角が尖った石ばかり。断層破砕帯に近い岩嶽山の石は、風化しやすく崩落しやすい石なのです。
足を滑らせるたびに「大丈夫?」。下山の同行者にも心配をかける始末です。それでも、懲りずに道草を。フモトスミレとチゴユリをカシャ!
そして、駐車場に戻ったのは、午後1時。食事もせずに、ぐるっと1周りしての所要時間は6時間45分でしたが、果たしてこのコースをお勧めすべきかどうか・・・?
前年(2012)4月に設置された看板には「通行止 岩岳山登山コースは、崩落の危険があるため通行を禁止します。歩道内で起きた事故について、一切責任を負いません。」と書かれています。そして、入手山コースに関しては未整備とされ、事実上、岩嶽山には登れないことになっています。
それでも、アカヤシオの花を見ようと登る人は、相当多いはず。国指定の「天然記念物」の植物群落保護林でもあり、浜松市消防局のパトロール隊も入山している山です。皆が憧れる山ですが、荒れる一方の山。理想と現実とのギャップについて、「禁止」なら「禁止」とはっきりとした情報を示す段階に来ているような気がします。
登山道の整備ができない限り、自己責任での登山もこれが限界かも知れません。最後に、登山道の崩落個所と入手山から臨んだ岩嶽山の写真を掲載します。
すぐ近くの茶園で起きた地滑りによる崩落と同じことが、この山でも起きています。この記事が、岩嶽山に登ろうと計画を立てている人の参考になれば良いのですが・・・。間もなく、岩嶽山はシロヤシオの季節。ご注意をお願いします!
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:18│Comments(0)
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