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2019年05月02日

「民俗の宝庫」水窪を訪ねて④―山住神社の子安様

山住神社の子安様 山住神社の境内脇には、他の神社同様に摂社と呼ばれる合祀された社が立ち並んでいます。摂社の中の1つが「子安様」。注連飾りが貼られた木製の小さな社の中には、文字は読めませんでしたが石碑が1つと「子安様 守護」の木札が1枚。賽銭箱の右には酒、左には底が抜けた竹製の柄杓と・・・。

 供えられた紡錘形の木は2本1組となっているようでしたが、同じものを水窪町竜戸の子安地蔵で見かけたことがあり、その時にも何であるかが分からないままで終わってしまいました。

子安様の供え物 仏である子安観音や子安地蔵との違いはあっても、無事な出産・子育てに対する願いは同じ。秋葉山表参道に祀られた子安地蔵には、穴が開けられた柄杓が供えられています。

 底が抜けた竹の柄杓も穴が開けられた柄杓も、神仏の別なく見られる安産への信仰。ところが、この木を削って作ったらしい紡錘形のものは、秋葉山では見られません。

 供えた人がいるのですから、その謎はいつか必ず解けるはず。その日が来るまで、謎は謎として楽しみましょう。

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