2019年01月20日

虫生の冷鉱泉を訪ねる②―湯沢の冷泉

湯沢の冷泉 次に訪れたのは、少し離れた山の道。磐田市大平(おいだいら)にある「湯沢の冷泉」です。

 「静岡県地名大辞典・角川書店」によれば、「敷地川の上流域に位置する。地名ははじめ御湯平村と称されたが、天正年間徳川家康が光明山に布陣した時に改称を命じたことに由来するという(敷地村史)」とあります。

 下百古里(しもすがり)の志戸呂焼直透窯・鈴木青宵さんから「地元の人たちが足湯として利用していた施設がある」と聞きました。「今は使われていないけどね」。

湯沢の冷泉 「万瀬ぼうら屋から少し下った辺り」と簡単な地図を書いていただき、山道をクネクネしながら下りる途中に「湯沢の冷泉 源泉井戸 ふる里交流倶楽部」の看板がありました。車を止めて見下ろすと、川の上にそれらしい小屋が見えます。

湯沢の冷泉 少し歩くと、今は使われていない足湯の施設がありました。さらに少し下には、石で囲われた涌出口と地蔵の祠があり、蓋の上には長い柄杓が置いてあります。

 少しだけ水を掬うと、確かに硫黄の匂い。この柄杓で源泉を掬い、足湯の風呂に運んだのでしょう。

湯沢の冷泉 以前、春野町静修(せいしゅう)の山道でも湧き出していた冷鉱泉を確認したことがありました。磐田市の最深部、浜松市天竜区と接するこの地に湧く冷鉱泉を知り、北遠の温泉探索をしてみたくなりました。

 調べてみれば、春野町胡桃平には「湯ノ沢」、宮川にも「湯沢」、杉には「ヌクユ」などという字名があります。もしかしたら・・・。

 探ってみたい所です。



同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
虫生の冷鉱泉を訪ねる②―湯沢の冷泉
    コメント(0)