› 自然と歴史の中を歩く! › みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚 › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅㊲―根府川石

2017年10月18日

「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅㊲―根府川石

根府川石 掛塚の旧津倉家の庭園に配置された飛び石と乱張り石に使われている薄い石の産地がどこであるのかについて、以前、神奈川県の造園家・中嶋実さんから答えをいただくことができました。

 その答えはズバリ、根府川石(ねぶかいし・ねぶかわいし)。小田原市根府川付近で産出する複輝石安山岩で、板状節理が発達しているため、板状に剥がれやすく、飛び石や乱張り石に利用するには最適な石です。

根府川石 旧津倉家は江戸屋を名乗り、廻船問屋を営んでいた家。天竜材を積み込み掛塚湊を出た船は、江戸、東京からの帰りには、船を安定させるバラストを兼ねて伊豆石を運んで来ていたことは、掛塚に多く残る石蔵や石塀が証明しています。

 さらに、バラストとして運んだ石には、伊豆石だけでなく根府川石も含まれていたことが、旧津倉家の庭から明らかになりました。

 【関連記事】「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅①―伝統とモダンの融合
 【関連記事】「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅⑱―組子欄間から漏れる光を映す杉杢の天井板



同じカテゴリー(みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅㊲―根府川石
    コメント(0)