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2017年09月24日

「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅⑬―青厓が描いた「柳に翡翠」とシデコブシ

山下青厓作「柳に翡翠」 津倉家2階にも、山下青厓作が描いた襖絵があります。その1枚は「柳に翡翠」。シダレヤナギの枝に止まり、水面を睨むワセミを描いています。

山下青厓作「柳に翡翠」 「柳に翡翠」の取り合わせは、獲物を狙うカワセミは目標を達成し、望みを叶える吉鳥とされる縁起の良い図柄とされているようですが、気になったのは、カワセミの上にうっすらと浮かぶ花の形。もしかしたら、津倉家の庭園に植えられているシデコブシかも知れません。

シデコブシの花 シデコブシは愛知、岐阜、三重の3県の一部にだけ自生し、環境省カテゴリでは「準絶滅危惧(NT)」の希少な木。津倉家のシデコブシは園芸品種とは思いますが、花弁が神前に捧げる玉串や注連縄につける紙製の飾りの「四手(シデ)」に似ていて、「辛夷(コブシ)」は「拳」を連想し、幸せを掴み取るを連想する縁起木です。

 青厓は津倉家に咲くシデコブシの花を見て、「柳に翡翠」の襖絵にその場で描き足したのかも知れません。

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