› 自然と歴史の中を歩く! › 2022年04月
2022年04月30日
初夏の鶴ヶ池をグルリ③―オオニワゼキショウとセッカニワゼキショウ
5月を前にアヤメ科の野草が花の季節を迎えています。オオニワゼキショウ(右の写真)もセッカニワゼキショウ(左下の写真)も小さなアヤメ科。いわゆるニワゼキショウとほとんど同じ大きさの花を咲かせています。
残念ながら、オオニワゼキショウもセッカニワゼキショウも在来種ではありません。ともに、北米原産の帰化植物。それにしても、外国由来の植物が急速に増えて来ています。
国際化が進む現代、ある程度は致し方ないかも知れませんが、在来種を守る努力は続けなくてはいけません。
残念ながら、オオニワゼキショウもセッカニワゼキショウも在来種ではありません。ともに、北米原産の帰化植物。それにしても、外国由来の植物が急速に増えて来ています。
国際化が進む現代、ある程度は致し方ないかも知れませんが、在来種を守る努力は続けなくてはいけません。
2022年04月30日
一雲済川沿いの道を歩く⑤―ムラサキサギゴケ
背を伸ばし 青空目指す 青い花
ムラサキサギゴケとは、紫色の花を、今にも飛び立つ鷺の姿に見たてて名付けられたのですが、今の季節、ムラサキサギゴケは珍しい花でもなく、どこにでも咲いている雑草。ただ、一雲済川沿いの道で出会ったムラサキサギゴケはちょっと違っていました。
高らかに 季節を告げる 鵯の声
それは、花の色の濃さの違い。ご近所で見かけるムラサキサギゴケの花には白い部分が多く、割と明るい青い花。それに対し、近くで咲いていたムラサキサギゴケの花は、ほぼ全体が青く、最初に見た時には別の種類かと思ったくらいです。
しかし、調べてみると、この程度の色の変異はあるらしいので、どちらも同じムラサキサギゴケ。別に詐欺に遭ったわけではなさそうです。
ムラサキサギゴケとは、紫色の花を、今にも飛び立つ鷺の姿に見たてて名付けられたのですが、今の季節、ムラサキサギゴケは珍しい花でもなく、どこにでも咲いている雑草。ただ、一雲済川沿いの道で出会ったムラサキサギゴケはちょっと違っていました。
高らかに 季節を告げる 鵯の声
それは、花の色の濃さの違い。ご近所で見かけるムラサキサギゴケの花には白い部分が多く、割と明るい青い花。それに対し、近くで咲いていたムラサキサギゴケの花は、ほぼ全体が青く、最初に見た時には別の種類かと思ったくらいです。
しかし、調べてみると、この程度の色の変異はあるらしいので、どちらも同じムラサキサギゴケ。別に詐欺に遭ったわけではなさそうです。
2022年04月30日
4月下旬の桶ヶ谷沼⑧―オヘビイチゴ
黄色い花を咲かせているのはヘビイチゴだろうと思ったのですが、ギザギザの入った5枚の葉。よく見るヘビイチゴの葉は3枚だったはず。どうやら、これはオヘビイチゴ(雄蛇苺)のようです。
ただし、オヘビイチゴの仲間には3枚葉のミツバオヘビイチゴ(三葉雄蛇苺)という種類もあるらしく、かなりややこしいことになっているようです。
オヘビイチゴが幸いなのは、秋になっても実は赤くならないようですから、間違えて食べてしまう危険はありません。
ただし、オヘビイチゴの仲間には3枚葉のミツバオヘビイチゴ(三葉雄蛇苺)という種類もあるらしく、かなりややこしいことになっているようです。
オヘビイチゴが幸いなのは、秋になっても実は赤くならないようですから、間違えて食べてしまう危険はありません。
2022年04月30日
「♪すみれの花~咲く頃~」の秋葉山㉒―クロモジの芽吹き
秋葉山を代表する樹木と言えば、先ずは「秋葉」の名の由来であるモミジを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、新緑の季節に一番輝いて見えるのはクロモジ。黒文字楊枝の材料にされるクスノキ科の低木です。
クロモジの良さは何と言っても香りの高さ。爽やかな香りを鼻先で感じれば、秋葉山ハイキングの疲れなど吹っ飛んでしまいます。
クロモジの新緑が特に際立っているのは、秋葉寺に向かう土佐坂の辺り。杉やヒノキの間を抜け、わずかに射し込む太陽の光を受け、まるで電飾のような輝き。私たちAKG(秋葉観光ガイド)の間では、「クロモジロード」「クロモジストリート」と呼んでいるほどの美しさです。
クロモジの良さは何と言っても香りの高さ。爽やかな香りを鼻先で感じれば、秋葉山ハイキングの疲れなど吹っ飛んでしまいます。
クロモジの新緑が特に際立っているのは、秋葉寺に向かう土佐坂の辺り。杉やヒノキの間を抜け、わずかに射し込む太陽の光を受け、まるで電飾のような輝き。私たちAKG(秋葉観光ガイド)の間では、「クロモジロード」「クロモジストリート」と呼んでいるほどの美しさです。
2022年04月29日
初夏の鶴ヶ池をグルリ②―スイレンとコウホネ
鶴ヶ池にはスイレンやコウホネもたくさん育ち、花の時季を迎えています。桶ヶ谷沼と比べると、より水辺近くを歩けるのが鶴ヶ池。スタート地点には池を渡る遊歩道の橋が架けられ、橋の上から水生植物の花を楽しむことができます。
鶴ヶ池のスイレンは白い花。すっかり風景に馴染んでいるようですが、日本で見られるスイレンのほとんどは外来種が野生化したものとのこと。
それに対し、コウホネは全国28都府県で「絶滅危惧種」の指定を受けている希少種。そんなコウホネの花を、鶴ヶ池では普通に見ることができます。
鶴ヶ池のスイレンは白い花。すっかり風景に馴染んでいるようですが、日本で見られるスイレンのほとんどは外来種が野生化したものとのこと。
それに対し、コウホネは全国28都府県で「絶滅危惧種」の指定を受けている希少種。そんなコウホネの花を、鶴ヶ池では普通に見ることができます。
2022年04月29日
一雲済川沿いの道を歩く④―ムラサキケマン
地を泳ぐ 紫華鬘(ムラサキケマン)の 鯉のぼり
5月5日の「端午の節句」を前にして、一雲済川沿いの道にも鯉のぼりが泳いでいました。我が家にも2歳半になる男の孫がいますので、玄関先に小さな鯉のぼりが揚げられていますが、ムラサキケマンの鯉のぼりはもっともっと小さくて・・・
もしも、ムラサキケマンの花をこの季節に見なければ、鯉のぼりを思い浮かべることもないかも知れません。
初夏の雨 ま~るくなって 葉に宿る
鯉のぼりの横を見ると、前日の雨の名残りが水滴となり、葉にしがみついているようでしたが、実は、雨粒ではなくてムラサキケマンが排出した水滴です。
5月5日の「端午の節句」を前にして、一雲済川沿いの道にも鯉のぼりが泳いでいました。我が家にも2歳半になる男の孫がいますので、玄関先に小さな鯉のぼりが揚げられていますが、ムラサキケマンの鯉のぼりはもっともっと小さくて・・・
もしも、ムラサキケマンの花をこの季節に見なければ、鯉のぼりを思い浮かべることもないかも知れません。
初夏の雨 ま~るくなって 葉に宿る
鯉のぼりの横を見ると、前日の雨の名残りが水滴となり、葉にしがみついているようでしたが、実は、雨粒ではなくてムラサキケマンが排出した水滴です。
2022年04月29日
4月下旬の桶ヶ谷沼⑦―ナガメ
テントウムシに似た虫、菜の花につくカメムシ(亀虫)なのでナガメ(菜亀)。桶ヶ谷沼でも、菜の花の実に止まっていました。
ナガメだから眺めていればいいのかと思ったら、なかなかすばしっこい害虫。駆除するのは大変なようです。
すぐ近くに、益虫のナナホシテントウも隠れていました。
ナガメだから眺めていればいいのかと思ったら、なかなかすばしっこい害虫。駆除するのは大変なようです。
すぐ近くに、益虫のナナホシテントウも隠れていました。
2022年04月29日
雨上がりの阿蔵を歩く⑦―コミスジとクロコノマチョウ
阿蔵(あくら)の山で出会った蝶で、一番撮影したかったのはカラスアゲハだったのですが、何度追いかけても逃げられ、結局は撮影できませんでした。
一番撮影しやすかったのは、私を怖れないコミスジ(右上の写真)。クロコノマチョウ(左の写真)はちょっと遠くから撮影しましたので、ピントが合っていません。
他に、モンシロチョウやキタキチョウなども飛んでいましたが、まあ、よしとしましょう。「AめあがりのAくらをAるく」をトリプルAとして来ましたが、「AめAがりのAくらをAるく」だとすれば、何とクアドラプルAでした。
一番撮影しやすかったのは、私を怖れないコミスジ(右上の写真)。クロコノマチョウ(左の写真)はちょっと遠くから撮影しましたので、ピントが合っていません。
他に、モンシロチョウやキタキチョウなども飛んでいましたが、まあ、よしとしましょう。「AめあがりのAくらをAるく」をトリプルAとして来ましたが、「AめAがりのAくらをAるく」だとすれば、何とクアドラプルAでした。
2022年04月29日
「♪すみれの花~咲く頃~」の秋葉山㉑―伐採撤去された倒木
そして、土佐坂にあった倒木のその後。前回登った時に春野協働センターへ連絡し、伐採撤去をお願いしたことは「♪ぽかぽか陽気の秋葉山ハイキング⑬」でレポートさせていただいた通りですが、今回、すでに伐採撤去されているのを確認することができました。
伐採された松は参道の脇に置かれていましたので、これでもう安心。電線が切れて、倒れて来る心配はありません。安心して、歩くことができます。
伐採された松は参道の脇に置かれていましたので、これでもう安心。電線が切れて、倒れて来る心配はありません。安心して、歩くことができます。
2022年04月28日
初夏の鶴ヶ池をグルリ①―カキツバタとキショウブ
自治会長の任期が終了し、歩き回る機会が減りましたので、これからは自分の意思で歩くしかありません。4月20日には桶ヶ谷沼を歩き、27日にはすぐ隣りの鶴ヶ池をグルリ。車を駐車場に止め、鶴ヶ池を歩き始める付近の水辺で、先ずは季節の花であるカキツバタ(右の写真)とキショウブ(左下の写真)と出会いました。
カキツバタもキショウブもともに見た通りのアヤメ科。カキツバタはよく見かけると思ってしまいがちですが、環境省レッドリスト「準絶滅危惧(NT)」の希少種です。
一方、キショウブは西アジアからヨーロッパ原産。環境省により「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」に指定されている帰化植物。そうと知ってはいても、鶴ヶ池の風景にすっかり馴染んでいました。
カキツバタもキショウブもともに見た通りのアヤメ科。カキツバタはよく見かけると思ってしまいがちですが、環境省レッドリスト「準絶滅危惧(NT)」の希少種です。
一方、キショウブは西アジアからヨーロッパ原産。環境省により「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」に指定されている帰化植物。そうと知ってはいても、鶴ヶ池の風景にすっかり馴染んでいました。