› 自然と歴史の中を歩く! › 2020年10月
2020年10月31日
天竜川左岸の黄色い自然③―ウラナミシジミ
1番数が多かったのはウラナミシジミ。ウラナミシジミも南方系の蝶で、天竜川左岸の黄色い自然では、やはり秋に見る機会が増えます。
ウラナミシジミが夢中になって吸蜜していたのは、コセンダングサとクコの花。ウラナミシジミの幼虫の食草はマメ科の植物ですから、コセンダングサやクコの花に来ていたのはあくまでも食欲。
蝶にとっても、今の季節は「食欲の秋」のようです。
ウラナミシジミが夢中になって吸蜜していたのは、コセンダングサとクコの花。ウラナミシジミの幼虫の食草はマメ科の植物ですから、コセンダングサやクコの花に来ていたのはあくまでも食欲。
蝶にとっても、今の季節は「食欲の秋」のようです。
2020年10月31日
彫師・後藤岩五郎作の龍を訪ねて⑤―庭園とビワの木
金地院の庭には、積み上げられた石垣から水流れ落ちる池があり、池にはスイレンやアサザが咲いていました。
金地院と言えば、「枇杷葉療法」の聖地とも言われる寺。北区まちづくり推進課で建てた「井伊家ゆかりの地」の看板にも「明治43年(1910)大圭和尚が住職として入り、ビワの葉治療によって多くの患者を救済」と書かれていました。
「金地院療法」とも呼ばれた金地院の枇杷の葉治療は、ビワの葉に経文を書いて火に焙り、それを皮膚に乗せる温圧療法。ビワの葉に含まれる成分には殺菌作用や鎮痛作用があり、体の腫れや消炎に効果的とのこと。
なるほど、本堂前にビワの木がある理由が分かりました。(*9月18日の取材です)
金地院と言えば、「枇杷葉療法」の聖地とも言われる寺。北区まちづくり推進課で建てた「井伊家ゆかりの地」の看板にも「明治43年(1910)大圭和尚が住職として入り、ビワの葉治療によって多くの患者を救済」と書かれていました。
「金地院療法」とも呼ばれた金地院の枇杷の葉治療は、ビワの葉に経文を書いて火に焙り、それを皮膚に乗せる温圧療法。ビワの葉に含まれる成分には殺菌作用や鎮痛作用があり、体の腫れや消炎に効果的とのこと。
なるほど、本堂前にビワの木がある理由が分かりました。(*9月18日の取材です)
2020年10月31日
「出かけよう!北遠へ」2020秋⑩―フシグロとミヤマママコナ
天竜スーパー林道の紅葉情報にはまだ早いかも知れませんが、落葉樹の緑色はやや濃さが後退。早くも赤く色づいた木も見られました。
車を止めて少し歩くと、足元に不思議な形をした花があるのに気づきました。よく似ているのは、ヨーロッパ原産のマンテマ。
マンテマを大きくしたような筒状の萼の先に、白い花弁がわずかに覗いています。これは、初対面だったナデシコ科マンテマ属のフシグロ。花の時季は終わりに近かったようでしたので、気づくことができたのはラッキーです。
花の時季が過ぎていたといえば、ミヤマママコナの花も。天竜スーパー林道で咲いているのはシコクママコナではないかとの話もありますので、はっきりと言い切るのは難しいかも知れません。
でも、ままままあ、ミヤマママコナとしておきます。
車を止めて少し歩くと、足元に不思議な形をした花があるのに気づきました。よく似ているのは、ヨーロッパ原産のマンテマ。
マンテマを大きくしたような筒状の萼の先に、白い花弁がわずかに覗いています。これは、初対面だったナデシコ科マンテマ属のフシグロ。花の時季は終わりに近かったようでしたので、気づくことができたのはラッキーです。
花の時季が過ぎていたといえば、ミヤマママコナの花も。天竜スーパー林道で咲いているのはシコクママコナではないかとの話もありますので、はっきりと言い切るのは難しいかも知れません。
でも、ままままあ、ミヤマママコナとしておきます。
2020年10月31日
春野中1年生と秋葉山に登る㉔―131回目の下山完了
結局、私にとって131回目となる下山を完了したのは午後3時ちょっと過ぎ。登りの時間と比べれば30分ほど短縮されましたが、特別に早いタイムではありません。
ここで、私たちを迎えてくれたのは、ちょっと変わった彼岸花。真っ赤な花や、白い花は見慣れていますが、白く縁取りされた彼岸花はあまり見かけません。もしかしたら、園芸品種?
まあ、それはおいておくとして、これで「春野中1年生と秋葉山に登る」は完了。AKG(秋葉観光ガイド)としての役割は果たせたと思います。
下山後に見上げた秋葉山は、朝見た青空を背景にした秋葉山とはまったく違います。とにかく、♪パラパラの雨が降っていましたので、仙ちゃんにお礼とサヨナラを告げて、すぐに車に乗り込んで家に向かいました。
ここで、私たちを迎えてくれたのは、ちょっと変わった彼岸花。真っ赤な花や、白い花は見慣れていますが、白く縁取りされた彼岸花はあまり見かけません。もしかしたら、園芸品種?
まあ、それはおいておくとして、これで「春野中1年生と秋葉山に登る」は完了。AKG(秋葉観光ガイド)としての役割は果たせたと思います。
下山後に見上げた秋葉山は、朝見た青空を背景にした秋葉山とはまったく違います。とにかく、♪パラパラの雨が降っていましたので、仙ちゃんにお礼とサヨナラを告げて、すぐに車に乗り込んで家に向かいました。
2020年10月31日
東海道・蒲原宿を歩く㉖―正八幡神社の猫足型の石燈籠
龍雲寺には立ち寄りませんでしたが、正八幡神社の鳥居をくぐりました。なぜ、正八幡神社を訪れたかというと、鳥居の脇に建てられていた石燈籠の形が気になったからです。
燈籠の竿部から上は神前型ですが、竿部を受ける基礎から下は雪見燈籠の形。そして、足は猫足型。何とも不思議な形をした燈籠です。
私が見た猫足型の燈籠は、長野市の善光寺、塩尻市奈良井の鎮神社と焼津市の那閉神社。長野市と塩尻市は長野県で、那閉神社の燈籠を造ったのは長野県の高遠の石工。もしかしたら、この燈籠も高遠石工の作?
まさか、蒲原で猫足型の燈籠を見ることになろうとは思ってもいませんでした。
燈籠の竿部から上は神前型ですが、竿部を受ける基礎から下は雪見燈籠の形。そして、足は猫足型。何とも不思議な形をした燈籠です。
私が見た猫足型の燈籠は、長野市の善光寺、塩尻市奈良井の鎮神社と焼津市の那閉神社。長野市と塩尻市は長野県で、那閉神社の燈籠を造ったのは長野県の高遠の石工。もしかしたら、この燈籠も高遠石工の作?
まさか、蒲原で猫足型の燈籠を見ることになろうとは思ってもいませんでした。
2020年10月30日
天竜川左岸の黄色い自然②―イチモンジセセリ
虫媒花であるセイタカアワダチソウの花に、せわしなく吸蜜に訪れていたのはイチモンジセセリ。もともと南方系の蝶のイチモンジセセリは、夏に向かう季節には生息域を北へと広げ、秋が近づく頃に南へと帰って来ます。
地味な蝶ですが、天竜川左岸の黄色い自然の中を飛び回っていますので目立っています。
セイタカアワダチソウの花にこれだけストローを伸ばしていても、クシャミをしてはいませんでしたので、秋の花粉症の元凶はセイタカアワダチソウではないのは確かなようです。
地味な蝶ですが、天竜川左岸の黄色い自然の中を飛び回っていますので目立っています。
セイタカアワダチソウの花にこれだけストローを伸ばしていても、クシャミをしてはいませんでしたので、秋の花粉症の元凶はセイタカアワダチソウではないのは確かなようです。
2020年10月30日
彫師・後藤岩五郎作の龍を訪ねて④―「嘉永」と「後藤岩五郎」の文字
「金地院観音堂『圓通閣』向拝虹梁上の龍の裏側には、『後藤岩五郎』の名前が刻まれた木札のようなものがあるよ」と教えられ、金地院を再訪したのは9月28日。何コマかの写真を撮り拡大してみたところ、木札の左端に「○藤岩五郎彫」と読める字が刻まれていました。(*写真をクリックすると拡大して文字が読みやすくなります)
さらによく見てみると、木札の右端には「嘉永」「辛亥」の文字も。「辛亥」の文字から類推すると、嘉永4年(1851)となり、建立された享保14年(1729)よりは後ですが、明治9年(1876)の火災よりは前。「東都産」とは東京生まれの意味。
岩五郎が彫った龍には、火災の飛び火による被害は及ばなかったということになります。
さらによく見てみると、木札の右端には「嘉永」「辛亥」の文字も。「辛亥」の文字から類推すると、嘉永4年(1851)となり、建立された享保14年(1729)よりは後ですが、明治9年(1876)の火災よりは前。「東都産」とは東京生まれの意味。
岩五郎が彫った龍には、火災の飛び火による被害は及ばなかったということになります。
2020年10月30日
敷地里山公園の秋⑤―園芸植物
敷地里山公園は自然と人々の暮らしとが共生する公園。いわゆる園芸植物も育てられ、色とりどりの花が季節を感じさせてくれます。
キクイモに似た黄色い花は、ヤナギバヒマワリとも呼ばれる北米原産のゴールデンピラミッド。真っ赤な花を咲かせているヒネムは熱帯アメリカ原産。ハナアロエとヒメノウゼンカズラは、南アフリカ原産のオレンジ色の花。
敷地里山公園の手入れをしているのは、地元のボランティアさんたち。草刈りをしたり、花を植え変えたり。人から言いつけられた役割や仕事ではなく、自分から進んでしている作業の楽しさが、手作り公園の修景にも現れていました。
キクイモに似た黄色い花は、ヤナギバヒマワリとも呼ばれる北米原産のゴールデンピラミッド。真っ赤な花を咲かせているヒネムは熱帯アメリカ原産。ハナアロエとヒメノウゼンカズラは、南アフリカ原産のオレンジ色の花。
敷地里山公園の手入れをしているのは、地元のボランティアさんたち。草刈りをしたり、花を植え変えたり。人から言いつけられた役割や仕事ではなく、自分から進んでしている作業の楽しさが、手作り公園の修景にも現れていました。
2020年10月30日
「出かけよう!北遠へ」2020秋⑨―熊のオブジェと常光寺山
天竜スーパー林道を走れば、「天竜の森」南駐車場に車を止めて竜頭山に登るのがルーティン。しかし、各地から伝えられる熊出没のニュースを聞くにつけ、ちょっと怖くなり、今回はパス。そのまま山住神社がある山住峠にやって来たのですが、そこに建てられていたのは熊のオブジェ。
山住峠の駐車場から見晴らした常光寺山には、目立った紅葉は見られませんでしたが、手前の木々はそろそろ色づきの時季。この秋、常光寺山にも登ろうと思っていたのですが、しばらくは自粛です。
もしも、熊に出会ったら、死んだふりしてもダメみたい。「熊出没注意」の看板を見たら、近寄るのは危険ですね。
山住峠の駐車場から見晴らした常光寺山には、目立った紅葉は見られませんでしたが、手前の木々はそろそろ色づきの時季。この秋、常光寺山にも登ろうと思っていたのですが、しばらくは自粛です。
もしも、熊に出会ったら、死んだふりしてもダメみたい。「熊出没注意」の看板を見たら、近寄るのは危険ですね。
2020年10月30日
春野中1年生と秋葉山に登る㉓―カラカサタケ?
♪ポツリポツリだった雨は、時折、♪パラパラに。秋葉山表参道はほとんど杉やヒノキに覆われていますので、ひどく濡れるほどではありませんでしたが、雨は確かに降っています。
そんな時に気づいた白い傘。表参道脇に白いキノコが大きな傘(笠)を広げていました。
もしかしたら、これはカラカサタケ(唐傘茸)?倒れていたキノコを手に取ってみると、これはきっと、秋葉山からの贈り物。
でも、傘を差して山を下るのは危険ですから、キノコはそのままにして、さあ、AKG(秋葉観光ガイド)の仙ちゃんと一緒にさっさと下りましょう!
そんな時に気づいた白い傘。表参道脇に白いキノコが大きな傘(笠)を広げていました。
もしかしたら、これはカラカサタケ(唐傘茸)?倒れていたキノコを手に取ってみると、これはきっと、秋葉山からの贈り物。
でも、傘を差して山を下るのは危険ですから、キノコはそのままにして、さあ、AKG(秋葉観光ガイド)の仙ちゃんと一緒にさっさと下りましょう!