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2017年09月13日

「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅②―欅の大黒柱

欅の大黒柱 津倉家住宅の気になる箇所はたくさんあります。玄関をくぐり、先ずは目に付く欅(ケヤキ)の大黒柱に注目してください。

 大黒柱とは、建物の中央に立てる主柱。家を支える役割はもちろんですが、来客の目に真っ先に触れますので、見栄えにこだわり、家格を上げる役を担っている大切な柱です。

大黒柱の芯割り 大黒柱の幅は1尺5分(31.8181818センチ)と太さも十分。そして、この柱には、よく見る背割りではなく人の目に触れにくい側の角に切り込みがあります。

 この切り込みは、もちろん乾燥によるひび割れ(干割れ)を避けるため。さらに、その切り込みを目立たなくするために、柱の真ん中ではなく、角を芯まで切り込んだものと思われます。

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