2021年02月05日

冬の八丁坂を登る⑧―地滑り防止壁

地滑り防止壁 急斜面の続く道路脇には、旧道にも車道にも地滑り防止のための石積みが多く見られます。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、角の取れた川石や緑色片岩を割り剥がした石を積んだり、ブロック状に割ったものなど、まるで石垣の展示場みたいです。

地滑り防止壁 それらのほとんどは地元の石工たちによって積み上げられたものですが、大井橋を渡ったところから、国道473号脇に積み上げられた石垣は、「三河の職人に頼んだ」と聞いたこともあります。

茶園の石積み跡 道路脇の石積みのさらに上を見れば、山側斜面には段々畑にような石積みも。これらは、茶園など畑の跡のようです。

 平地の少ない山の暮らしに欠かせない石積みの技術。もちろん、石積み以外にも、山に浸み込んだ水の管理も欠かせませんので、沢筋を舗装したり水抜きパイプを設けたりの対策も施されています。




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