2017年11月23日
第12回浜背負い祭り⑤―駄賃馬
佐久間町の川の港「浜」に荷揚げされた荷物は、「浜背負い」と呼ばれた女性の背に負われて八丁坂を明光寺峠まで。米や塩は、明光寺峠の荷継ぎ場で駄馬の背に載せ換えられ水窪へと向かったのです。

「駄」とは、質の悪い「駄馬」から転じ、質の悪いものを表わす言葉として使われるようになり、「駄菓子」「駄物」「駄洒落(だじやれ)」「駄目」など・・・。この「駄」の字を名詞に冠して、値打ちのないもの、つまらないものの意味を表すようになりました。
「駄馬」と呼ばれても、黙々と荷を背負って文句も言わずに歩く、そんな朴訥なところは山里で暮す人々にそっくりです。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:30│Comments(0)
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