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2019年11月18日

第13回浜背負い祭り②―「浜背負い」とは?

「浜背負い祭り」の時代行列 さて、「浜背負い」とは一体何のことでしょう? 「浜」とは海岸の浜と同じように、天竜川の川端の呼び名。西渡(にしど)から急勾配の「八丁坂」を経て、明光寺まで背負子(しょいこ)に食料や日用雑貨などを積んで担ぎ、駄賃を稼いでいた人たちのことを「浜背負い」と呼びました。

「浜背負い祭り」の時代行列 西渡は天竜川と水窪川の合流点に栄えた川の港。荷物が到着すると、「浜背負い」たちは争うようにしてその荷を背負子に結び、峠まで運び上げたのだそうです。「浜背負い祭り」の時代行列とは、大名行列などではなく、手ぬぐいを被ったもんぺ姿の女衆が背負子に重い荷物を括り付けて、列を作って商店街を歩きます。

「浜背負い祭り」の時代行列 「浜背負い祭り」で再現されるのは、特別な日の出来事ではなく、一昔前の西渡で普通に見られた日常の暮らし。当時の「浜背負い」たちは、船着き場から「塩の道」の急坂を登り、荷継ぎ場の明光寺峠まで重い荷物を運んだのです。


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