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2020年10月09日

東海道・蒲原宿を歩く④―船枻造りと降り懸魚

船枻造り 東海道五十三次の15番目の宿場、蒲原宿だった昔の面影は、町家(商家)の千本格子、船枻(せがい)造りや降り懸魚(くだりげぎょ)にも残されています。

 ・・・と、これは16番目の由比宿と同じ。由比でも見かけることが多かった船枻(せがい)造りは出桁造と同じで、梁または腕木を側柱筋より外に突出して、その先端に桁を出し軒を深く前面に張り出した建築。かつて湊町として栄えた掛塚でもよく見る軒先です。*写真は軒下が暗くて、分かりにくいのですが・・・

降り懸魚
降り懸魚

 そして、降(くだ)り懸魚も由比で多く見かけた建築法。突き出した腕木に乗せた桁の木口を隠し、雨に濡れて腕木が腐るのを防ぐための工夫。寺社建築に見られる妻飾りとの懸魚と同じ役割で、蒲原の町屋にも、装飾を意識した降り懸魚が見られました。





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