2020年04月06日
東海道・由比宿を歩く㉖―清水銀行由比支店本町特別出張所
3月7日に由比を訪れたにも関わらず、直後の11日に再訪する気になったのは、1つには薩埵(さった)峠展望台の位置を勘違いしていたためであり、もう1つには国登録有形文化財の清水銀行由比支店本町特別出張所を見落としていたためでした。
しかも、清水銀行由比支店本町特別出張所があったのは、私が車を止めた駐車場のすぐそば。どうして、見落としてしまったのでしょう?
・・・と、それはまあ置くとして、「文化遺産オンライン」によれば・・・
庚子銀行の本店社屋として建てられ、後に合併を経て現在に至る。立面は4本のイオニア式柱頭を持つ柱を立て、典様式の基本に則る。内部は吹抜けの広い空間を持つ。小規模ながら洗練された様式を持つ、大正期の地方における銀行建築の好例である。(文化遺産「データベース」より)
しかも、清水銀行由比支店本町特別出張所があったのは、私が車を止めた駐車場のすぐそば。どうして、見落としてしまったのでしょう?
・・・と、それはまあ置くとして、「文化遺産オンライン」によれば・・・
庚子銀行の本店社屋として建てられ、後に合併を経て現在に至る。立面は4本のイオニア式柱頭を持つ柱を立て、典様式の基本に則る。内部は吹抜けの広い空間を持つ。小規模ながら洗練された様式を持つ、大正期の地方における銀行建築の好例である。(文化遺産「データベース」より)
つまり、現在「清水銀行由比支店本町特別出張所」として活用されている建物は、元々は大正14年(1925)に建築された庚子(こうし)銀行本店。由比町内初の鉄筋コンクリート造だったとのことで、特に正面には見える古代ギリシャ神殿を彷彿させるイオニア式の柱頭飾りの柱は、間違いなく日本人が憧れた当時人気の洋風建築。イオニア式の建築は、中村與資平が設計した旧遠州銀行本店(現・静岡銀行浜松支店)と同じ建築様式です。