2020年10月26日

東海道・蒲原宿を歩く㉑―本陣跡

本陣跡の板塀 伊豆石の基礎の上に造られた黒板塀に囲まれた家は「本陣跡」。板塀の上には瓦屋根が乗る瓦板塀です。

本陣跡 本陣は、大名宿・本亭ともいわれ、江戸時代に街道の宿場に置かれた勅使、大名、公家などの貴人が宿泊した大旅籠です。主に大名の参勤交代の往復に使用されました。原則として門、玄関、上段の間がある点が一般の旅籠と異なりました。ここは当宿の西本陣(平岡本陣)の跡で、かつてはここより百m程東に東本陣(多芸本陣)もありました。本陣の当主は名主、宿役人などを兼務し、苗字帯刀を許されていました。  静岡市

本陣跡の屋根 見上げれば、切妻や寄棟など、瓦屋根が複雑に組み合わされ、主屋と思われる一番高い屋根の軒先では出桁の代わりに肘木のような木が軒を支え、さらにその先端を飾り板で覆っています。

 鬼瓦と軒瓦の一部に浮かみ上がる文字は「本」。この建物が「本陣」であることを知らせています。





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