2020年04月12日
東海道・由比宿を歩く㉜―塵芥箱
「東海道・由比宿を歩く」のおしまいは、細かな気づきです。通りに面した玄関の横にコンクリート製のゴミ箱が残っていました。
こんなコンクリート製のゴミ箱は塵芥箱(じんかいばこ)と呼ばれ、日本では明治33年(1900)に「汚物掃除法」が制定されたことに伴い設置されるようになったとのこと。それまでの日本では無駄を省いた生活をしていたためゴミの量は少なかったのですが、明治の人口増加によって急増。コレラなどの伝染病が蔓延したこともあり、政府は塵芥箱の設置に乗り出したというのです。
そして、近頃こんなゴミ箱を見なくなったのは、前回の東京オリンピックがきっかけ。街の美観を損ねるとの考えから、家の前のゴミ箱追放運動が広がり、現在のようなゴミ集積場にゴミを集める方法になったというのが経過。
こんなコンクリート製のゴミ箱は塵芥箱(じんかいばこ)と呼ばれ、日本では明治33年(1900)に「汚物掃除法」が制定されたことに伴い設置されるようになったとのこと。それまでの日本では無駄を省いた生活をしていたためゴミの量は少なかったのですが、明治の人口増加によって急増。コレラなどの伝染病が蔓延したこともあり、政府は塵芥箱の設置に乗り出したというのです。
そして、近頃こんなゴミ箱を見なくなったのは、前回の東京オリンピックがきっかけ。街の美観を損ねるとの考えから、家の前のゴミ箱追放運動が広がり、現在のようなゴミ集積場にゴミを集める方法になったというのが経過。
これが、由比の通りで見かけたゴミ箱の知られざる生活の歴史です。