2020年10月15日
東海道・蒲原宿を歩く⑩―美しい格子戸のある家(増田家)
美しい格子戸の家 増田家
格子戸は、古くは平安時代に初めて現れた建具で、伝統的な日本建築工法の一つです。細い角木を縦横に間をすかして組み、窓または出入口に取り付けますが、組子の組み方にも幾種類かあり、また、組子だけで吹通しのものや、面に板を張るものなど、気候風土に合わせた工夫がなされています。
かつては街道沿いに格子戸の家並みが続き、毎日主婦によって磨き込まれた美しい木目が、この町独特の情緒ある風景でした。 静岡市