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2020年11月03日

東海道・蒲原宿を歩く㉙―自家発電導水管

自家発電導水管 その先にあったのは諏訪橋。いや、諏訪橋というよりも、4本の太い導水管が現れてビックリ。この巨大な金属パイプが、サクラエビ不漁の原因と言われている濁水を流している日本軽金属蒲原製造所の自家発電導水管だったのです。

◆雨畑ダム土砂撤去へ 日軽金、5年かけ堆積4割分

台風19号直後の雨畑ダム。堆積した土砂などの影響により周辺に被害をもたらした=10月13日、山梨県早川町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 駿河湾産サクラエビの不漁を契機に注目される雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂問題で、ダムを管理する日本軽金属は20日、甲府市で開いた2回目の雨畑地区土砂対策検討会で、同地区の水害対策を念頭に5年ほどかけ堆積土砂の4割に当たる600万~700万立方メートルの土砂を撤去する方針を示した。同社が堆砂対策を明示したのは初めて。ただ、土砂の搬出先は「探している状況」(敷根功蒲原製造所長)とし、将来的なダムの維持管理の具体策には踏み込まなかった。

 ダムは日軽金の自家発電用。取水した水は導水管を通り、複数の水力発電施設を経て静岡市清水区の蒲原製造所放水路から駿河湾奥に注ぐ。放水路周辺の海域はサクラエビの産卵場で、漁師から不漁とダムの濁りの関係を危惧する声がある。

 会議の冒頭、杉山和義常務が「住民に多大なる損害を発生させたことをおわび申し上げる」と国や山梨県の関係者らに謝罪した。

 会合は非公開で行われ、同社は▽雨畑地区に梅雨までに堤防を造る▽2021年度末までに湖面から露出した土砂300万立方メートルを撤去▽24年度末までに湖内を300万~400万立方メートル掘削-などの計画を示した。約5年間で東京ドーム5杯分の土砂を搬出する計画という。

 ダムには、年間数10万立方メートルの土砂が流入するとみられ、同社側はこれについても撤去する意向を示したが、土砂の搬出作業について山梨県の幹部は「ダンプの往来は住民生活に支障を来す。日軽金の100%負担で新たな搬出用道路を造成する必要があるかもしれない」と指摘した。

 国は8月、同社に対して堆砂状況を抜本的に改善するよう行政指導。同社はこれまで対応を明らかにしてこなかった。(2019年12月21日付「静岡新聞」より)


自家発電導水管 しかも、日本軽金属蒲原製造所は、アルミ精錬に必要な電力を賄うためと言いながら、売電に転用していたとも報じられています。これは、水利権を目的外使用。これほどの巨大な施設が蒲原にあるなんて、現場を見るまではピンと来ませんでした。




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