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2020年03月28日

東海道・由比宿を歩く⑰―幸田文の文学碑

幸田文の文学碑 薩埵峠の駐車場に建てられていた石碑―その場では何か分からずに写真だけ撮って来たのですが、碑に刻まれていたのは幸田文(あや)の随筆『崩れ』の一節。

 由比の家ある風景をみると、その安らぎがあってほっとしたのだが、佇んで眺めていれば、ひとりでに家のうしろの傾斜面をみてしまう。草木のあるなんでもない山なのだ。だが、そこを見ていると、なにかは知らず、土よ、いつまでも平安であれ、と念じていた。

 この碑が建てられたのは平成18年(2006)1月14日。同じ日に開かれたのは「由比地すべり対策事業」の起工式。地すべりへの恐れ、地すべりが起きないことへの願い、地すべりを起こさないための対策の必要など、由比の人々の思いが込められた「幸田文・文学碑」だったのです。

 ちなみに、幸田文とは幸田露伴の次女でした。

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