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2020年11月04日

東海道・蒲原宿を歩く㉚―東木戸・秋葉山常夜燈

「東木戸」跡 JR蒲原駅をスタートして東へと進み、JR新蒲原駅を過ぎ、辿り着いたのは「東木戸」跡。ここに建てられていた「東木戸・秋葉山常夜燈」によれば・・・

 江戸時代の宿場の入り口には、見附や木戸と呼ばれるものがありました。蒲原宿の入り口には木戸が設置されており、東の入り口のことを「東木戸」と呼んでいました。なお木戸と木戸との間のことを「木戸内」といいます。東木戸は、わずかではありますが桝型になっています。

 つまり、磐田市見付や浜松市中区木戸町なども、同じ由来の地名です。

「宿内安全」と刻まれた常夜燈 また東木戸には「常夜燈」が残されています。常夜燈とは、今でいう街頭にあたるもので、各所に設置し、暗い夜道を明るく照らし続けていました。東木戸にある常夜燈には「宿内安全」という文字が刻まれており、宿の入り口を照らしていました。この常夜燈は文政十三年(一八三一)のものと考えられています。  静岡市

 常夜燈に刻まれている文字としては「村内安全」「町内安全」「講中安全」などが多いのですが、豊橋市の二川八幡神社のものには「當宿中安全」とありましたので、ほぼ「宿内安全」と同じ。いずれにしても、そこには地域住民で地域を守るという「共助」の精神が現れていました。





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