2020年05月29日
2020年初夏、新宮池から春埜山へ⑭―狼型の狛犬
滅多には見ない「蒞」の字は「臨(のぞむ)」の意味。気になる青緑色の石は焼津市浜当目付近で採石された「当目石」と呼ばれる緑色凝灰岩(アルカリ玄武岩)ではないか、と教えていただきましたが、まだ、確認はできていません。近いうちに確認に出かけることにします。「建設主任 小川昭造」「石工主任 守屋瀧造」と刻まれた文字が読めるところから、信州・高遠石工の出向きによる作品と思われます。
しかも、狼型狛犬の足元に積み上げられているのは、浜で拾ったと思われる石。これらは漁船や廻船など海に関わる人たちが春埜山を航海の目印にしたためかとも思ったのですが、むしろ、海の向こうからやって来る疫病を怖れ、山犬(狼)の霊験にすがったと考えるのが自然に感じました。