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2020年05月26日

2020年初夏、新宮池から春埜山へ⑪―大鳥居の神号額は「春埜山」

「春埜山」の大鳥居 「春埜山」の大鳥居前に到着したのは、午前10時25分。林道には舗装が剥がれた場所があり、落石も転がってはいましたが、思ったよりも早く到着することができました。

 春埜山は秋葉山と対になり、ともに元々は神仏混淆の修験道の山。現在は大光寺(だいこうじ)を名乗る曹洞宗のお寺ではあるのですが、お寺でありながら大きな鳥居がある不思議な寺。明治時代の神仏分離令により仏教と神道とは分けられ、春埜山は仏教を、秋葉山は神道は神道を選択して現在に至っていますが、江戸時代まで遡れば、仏教でも神道でもない神仏混淆は当たり前。

「春埜山」の神号額 今は落下したらしくて掲げられてはいませんが、鳥居の神号額には何と表示されていたのか?その答えは、鳥居の足元に。立て掛けられていた銅板製の神号額には「春埜山」と山号のみが打ち出され、「新宮池から春埜山へ⑤」でも紹介した通り、鳥居脇には「平成七年四月吉日」の石碑も。

「御真殿」の軒下 「御真殿」の軒下にも右から左へ「春埜山」と山号だけが掲げられ、春野の山奥にある檀家を持たないお寺は、神仏混淆のお参り寺として今も存続しています。

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