2020年06月23日
磐田市安久路に祀られる「春埜山」
浜松市天竜区春野町花島にある春埜山は、山犬(狼)信仰の神体山。曹洞宗の寺「大光寺」として存続していますが、かつては神仏混淆の修験の山として信仰を集め、今も鳥居がある寺として知られています。
磐田市福田町には、同じ春野町にある秋葉山と春埜山の石祠が並ぶ組があることを紹介しましたが、磐田市安久路(あくろ)にも「春埜山」が祀られていると聞き、訪ねました。
先ず驚いたのは、安久路の「春埜山」にも鳥居が建てられていたこと。社の前の燈籠には「太白坊大権現」と「春埜山」と刻まれ、ここは大光寺の末寺ではなく、あくまでも「春埜山」の分社。
磐田市福田町には、同じ春野町にある秋葉山と春埜山の石祠が並ぶ組があることを紹介しましたが、磐田市安久路(あくろ)にも「春埜山」が祀られていると聞き、訪ねました。
先ず驚いたのは、安久路の「春埜山」にも鳥居が建てられていたこと。社の前の燈籠には「太白坊大権現」と「春埜山」と刻まれ、ここは大光寺の末寺ではなく、あくまでも「春埜山」の分社。
社の中には「御祈禱配帙 春埜山」の護符が納められていましたが、おそらくは疫病をまき散らす悪い鬼を退治する願いを込めたもの。疫病と立ち向かうには地域が一丸となることが必要と考え、勧進されたのが安久路の「春埜山」だろうと思います。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:06│Comments(0)
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