2019年10月29日
令和元年の「掛塚まつり」⑫―天幕を新調した田町の祭り屋台
田町の屋台は、天幕を新調した。「南総里見八犬伝」を題材に、人形作家辻村寿三郎さんの原図を刺しゅうでデザイン。朱色を背景に、物語に登場する八犬士や伏姫(ふせひめ)などが勇ましく艶やかに描かれている。
屋台は1899年に焼失。1952年から屋台本体の建造や彫り物などの装飾が進められ、今回の天幕の新調ですべての復元が完了した。土屋成男自治会長は「完成は地元住民の長年の悲願だった、ずっと大切にしていきたい」と感無量の様子だった。(10月16日付「中日新聞」より一部引用)
写真はピントが甘く、新調された天幕の刺繍が見にくくなってしまいましたが、揺れる提灯明かりに照らされた天幕は、「掛塚まつり」ならではの優雅さでした。