2017年10月03日
「掛塚まつり」が近づきました!②―「東」「田」「大」「砂」「壽」
それにしても、面白い角字。「ひ組」の屋台提灯には「東」の文字が、見事に正方形の中に隙間なく収められています。
「東」は画数も比較的多いので角字にしやすいかも知れませんが、「た組」の「田」とか「大組」の「大」などは、頭をひねらないと書けませんし、読めません。
それでも、「東」「田」「大」は左右対称の文字ですから、まだマシ。「す組」の「砂」を角字にするのには、工夫が必要です。
おそらく、江戸時代の職人の誰かが考え出した装飾文字。今、学校の漢字テストで、こんな字を書いたら「×」が付くはずですが、当時の文化はこれを「美」と感じて許容し、伝統として引き継いで来たのです。
新聞やテレビ、インターネットなどのメディアがなかった時代に、同じ美意識を共有できたことの文化成熟度に驚きさえ感じます。
さらに、複雑な文字「寿」の旧字「壽」の角字は、「す組」屋台の飾り金具。掛塚の屋台には、見どころがいっぱいです。
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それでも、「東」「田」「大」は左右対称の文字ですから、まだマシ。「す組」の「砂」を角字にするのには、工夫が必要です。

新聞やテレビ、インターネットなどのメディアがなかった時代に、同じ美意識を共有できたことの文化成熟度に驚きさえ感じます。
さらに、複雑な文字「寿」の旧字「壽」の角字は、「す組」屋台の飾り金具。掛塚の屋台には、見どころがいっぱいです。