2017年10月14日
「掛塚まつり」が近づきました!⑬―砂町屋台の「獅子と牡丹」
砂町屋台は明治29年(1896)の再建。棟梁が誰であったかについては不明ですが、彫刻については鈴木傳重郎が腕を揮ったと伝えられています。
屋台正面には、新町屋台の「獅子の玉遊び」と同じ「籠彫」の手法で「獅子と牡丹」が製作されています。屋台が動き出すと、「籠彫」の玉からコロコロと音が聴こえるとのこと。牡丹の花びらも葉も、ギリギリまで薄く削られ、立川流に学んだ技をいかんなく発揮しています。
屋台左右の欄間「菊と親子鶏」「藤と親子猿」なども傳重郎の作とされ、花鳥を題材としながら親子の情愛を巧みに表現。きっと、家族や地域の温かいつながりへの思いを込めて、これらの彫刻を残したのでしょう。
屋台正面には、新町屋台の「獅子の玉遊び」と同じ「籠彫」の手法で「獅子と牡丹」が製作されています。屋台が動き出すと、「籠彫」の玉からコロコロと音が聴こえるとのこと。牡丹の花びらも葉も、ギリギリまで薄く削られ、立川流に学んだ技をいかんなく発揮しています。
屋台左右の欄間「菊と親子鶏」「藤と親子猿」なども傳重郎の作とされ、花鳥を題材としながら親子の情愛を巧みに表現。きっと、家族や地域の温かいつながりへの思いを込めて、これらの彫刻を残したのでしょう。