2018年10月29日
2018年の「掛塚まつり」⑭―御座船「明神丸」
神幸行列は天狗の面を付けた「竹馬」に続き、御座船「明神丸」が見えて来ました。掛塚湊で廻船業を営んでいた氏子たちが、航海の安全を願い祀られて来た貴船神社ですから、御神体を乗せた「明神丸」が、御仮屋まで御渡り(渡御)する神輿の前を進みます。
「明神丸」は、宝暦11年(1761)に新町若者が奉納したとされ、白羽神社の「麻績丸(おみまる)」と同じような1本マストの御座船。「御座船」とは、天皇・公家・将軍・大名などが乗るための豪華な船のことですが、湊町だった掛塚の祭りでは、貴船神社の御神体の先導役を務めています。