2017年10月06日
「掛塚まつり」が近づきました!⑤―源氏香の図
ここまで江戸の装飾文字、角字を紹介して来ましたが、分からなかったのが「よ組=横町」の意匠。法被模様を撮影させていただいた時に聞いてはみたのですが「片仮名の『ヨ』を2つ組み合わせたんじゃないの」との返事。「あ~、そうか!」と応じてはみましたが、どうも・・・?
このままでは納得が行きませんので、掛塚まつり本部資料調査部の名倉さんに聞いてみました。すると「あれは、源氏香の図」との返事。「源氏香」って?
「源氏香の図」とは、香道の組香の形に倣った図案で、縦5本の線が基本。焚かれた香の香りを聞いた後、その組み合わせを52の香の図に基づいた呼び方で答えるのだそうです。
その「源氏香の図」によれば、「よ組」の図案は源氏物語第四十帖に因み「御法(みのり)」と呼ばれます。
もう1つ「な組=中町、中宿」の図案は、第二十九帖「行幸(みゆき)。地区名は忘れましたが、玄関先に点された提灯は第二十三帖「初音(はつね)」。
![]() よ組の法被 | ![]() |

「源氏香の図」とは、香道の組香の形に倣った図案で、縦5本の線が基本。焚かれた香の香りを聞いた後、その組み合わせを52の香の図に基づいた呼び方で答えるのだそうです。
その「源氏香の図」によれば、「よ組」の図案は源氏物語第四十帖に因み「御法(みのり)」と呼ばれます。
もう1つ「な組=中町、中宿」の図案は、第二十九帖「行幸(みゆき)。地区名は忘れましたが、玄関先に点された提灯は第二十三帖「初音(はつね)」。
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平成29年(2017)の「掛塚まつり」は10月21日(土)22日(日)に開催されます。