2017年10月13日
「掛塚まつり」が近づきました!⑫―「虎の子渡し」と「獅子の玉遊び」

そもそも「虎の子渡し」とは・・・
虎が3匹の子を生むと、その中の1匹は必ず獰猛な子が雑じるのだそうです。その獰猛な子虎と他の子だけを一緒にしてしまうと、獰猛な子が他の子を食べてしまうので、川を渡る時、親虎はまず獰猛な子虎を対岸に渡し、他の1匹を渡したら一度獰猛な子虎を連れ帰り、次に残る1匹を渡し、最後にもう一度獰猛な子虎を渡したという話。世の中を渡るには、工夫や算段などの知恵を働かせることの大切さを教える故事です。

獅子の玉は、籠のように内部を透かす「籠彫」の手法で立体的に仕上げられています。