2019年08月30日
木曽路・奈良井宿を歩く㉑―庚申塔
庚申信仰は中国より伝来した道教に由来し、長く庶民の間で続けられた民間信仰で、庚申の日に夜を徹して朝を待つ「庚申待ち」は集落を挙げて行われ、数多くの庚申塔が建てられて来ました。道路脇に建てられることが多かった庚申塔は、拡張整備工事などによって撤去されるものもありましたが、奈良井宿のように一ヶ所に移転されることもあったようです。
浜松市天竜区の光明寺境内下に建てられている「從是光明山道(是ヨリ光明山道)」の石碑にもよく似た彫り跡が見られますが、文字のはらいのかすれ痕まで刻むのは、かなりの技術力が求められたことでしょう。