2017年12月24日
真冬の佐久間道⑤―庚申仏
馬頭観音と並んでよく見かけるのが庚申仏。庚申信仰の本尊である青面金剛童子を刻んだ石仏は、姿も形も少しずつ違っています。
あるものは祠に納められ、あるものは野仏として路傍に祀られ、おそらく集落単位ではなく「庚申講」によって守られて来たものと思われます。
間庄(ましょう)の庚申仏は祠に納められ、祠の前には「奉納 御寶前」と刻まれた火袋を亡くした石燈籠が建てられています。竿に刻まれた「文化十四丑年正月」とあり、西暦1817年の建立です。
立原(たっぱら)の家の玄関先にも「庚申」の文字碑が。これは、かつての道が家の前を通っていたためで、現在の林道西渡線からは見下ろす位置になります。
立原の標高は約300メートル。地図で確認すると、ちょうどその下をJR飯田線の峰トンネルが通っていることになります。
あるものは祠に納められ、あるものは野仏として路傍に祀られ、おそらく集落単位ではなく「庚申講」によって守られて来たものと思われます。
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立原(たっぱら)の家の玄関先にも「庚申」の文字碑が。これは、かつての道が家の前を通っていたためで、現在の林道西渡線からは見下ろす位置になります。
立原の標高は約300メートル。地図で確認すると、ちょうどその下をJR飯田線の峰トンネルが通っていることになります。