2019年09月04日

木曽路・奈良井宿を歩く㉖―「寝覚の床」

「寝覚の床」 さて、奈良井宿を後にした私たちが帰り道で立ち寄ったのは木曽郡上松町の「寝覚の床」。私は早朝からのドライブ疲れで眠気を催していましたので、ここで疲れを取って目を覚まそうという考えです。

「寝覚の床」 「寝覚の床」に下りるには、臨川寺から。JR中央本線の線路をくぐり、下へ下へと向かって歩くと、花崗岩が木曽川の流れによって侵食された景勝地に出ます。

 元々は、木曽川の川底で侵食され続けていた花崗岩でしたが、上流に建設された木曽ダムによって水量が減り、その結果、粗粒黒雲母花崗岩の方状節理が水面上に現れ、奇景・奇勝として知られるようになったとのこと。・・・と言うことは、かつての「寝覚の床」を流れる木曽川の水量はもっと多く、巨大なポットホールが見える岩辺りが水面付近だったと思われ、ここまでダイナミックな景色ではなかったのかも知れません。

「寝覚の床」 もう1つ、よく知られた話ですが、ここ「寝覚の床」は、竜宮から帰った浦島太郎が辿り着き、玉手箱を開けて目が覚めたという浦島伝説が言い伝えられています。浦島太郎は海から遠く離れた木曽の山中に住み、ここ木曽川で釣り糸を垂らして余生を送ったという話。

 どうやら、私の眠気も取れたようです。

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