2022年10月21日
「掛塚まつり」とともに、津倉家見学会⑥―3年ぶりの「掛塚まつり」

遠州・掛塚湊の歴史を伝える磐田市掛塚の貴船神社祭典「掛塚まつり」が15日、2日間の日程で始まった。新型コロナ禍で控えていた屋台引き回しを3年ぶりに実施。「ソーリャ、ソーリャ」の声と太鼓の音が青空の下に響いた。
例年は9町の屋台が神社に集結するが、今年は各町内限定で屋台の引き回しを復活させた。蟹町では屋台に上った子どもたちが太鼓や笛で「掛塚祭屋台囃子(ばやし)」(県無形民俗文化財)を奏でる中、総勢約80人で引き回し、地域の家々や介護施設の前などを巡った。
掛塚地区は、江戸から明治時代に江戸と大坂を中継する「掛塚湊」として繁栄。貴船神社は海上輸送の安全と農漁業の守護神として、地元住民の信仰を集める。(10月16日付「中日新聞」より)
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