2020年05月06日
我が故郷の「姫街道」を歩く⑯―金山神社
刑部城跡の北側にあるのは金山神社。石段を上ると社殿の左手に小さな祠があり、中を覗くと一本歯の下駄を履いた役行者の石像が。役行者と言えば修験道の開祖とされる人物ですが、「山伏の行くところ鉱山あり」とも言われるように、鉱山の開発や金属精錬とは深い関係があります。
この地区に金山神社が祀られているのは、鍛冶を生業としている人たちが多くいたからとのこと。浜松市中区鍛冶町の氏神も金山神社。たくさんの銅鐸が発掘されている細江町は、古代から金属を扱う人たちが多く住み着いた地域であったのは間違いありません。