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2018年05月31日

お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑦―集落守護の役の行者

行者山の石段 役の行者が納められている石の祠は30段続く石段の上。行者山と呼ばれる小ピークの山頂からは船明の集落を見下ろすことができ、集落南端の山頂の毘沙門天と向かい合いように祀られているとのことです。

役の行者 おそらく、かつては行者山の木々は薪材として集落全体で有効に使われていたはず。ところが、現在では大きく茂った木々の枝や葉が視界を妨げ、辛うじて船明ダムが覗ける程度です。

行者山から見下ろした船明ダム 手入れされない里山を、一口に「荒れている」とは言い切れないとは思います。しかし、長年にわたり人間と共存して来た環境が自然の力で原生に戻るには、さらに長い年月がかかりそう。それが人間にとって都合の良い環境になるとは思えませんので、少なくとも船明の人々に暮らしぶりが行者山の役の行者の目に触れる程度に手入れしていただけたらと願います。

 理想を言えば、「お手引き坂」ではなく「お手入れ坂」。でも、見下ろせるのが、市営墓地に並ぶ墓石だけでは、寂しい話です。

 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る①―「船明のお手引き坂」


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