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2018年03月16日

中部・馬背神社を訪ねる⑩―役行者

役行者 馬背神社拝殿脇に建つ熊野神社の前には、役(えん)行者の石像が座っています。役の行者は、修験道の開祖。役小角(えんのおづの、えんのおづぬ、えんのおつの)とも言われ、奈良県の葛城山で修行を重ね、とうとう特異な呪術を会得したと言われています。

 昼は五色の雲に乗り、夜は鬼神を使って水汲みから薪拾いまでさせたとのこと。朝廷へのざん言により、伊豆に流されてしまったのですが、日本独特の宗教の形、神仏習合の特色をもっとも色濃く伝えていたのが修験道。

 日本には古来の山岳信仰があります。さらに、神道、道教、仏教、陰陽道など、さまざまな宗教が習合したのが日本独自の修験道。明治元年の神仏分離令によって禁止はされましたが、北遠のあちらこちらで役行者像を目にすることがあります。

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