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2019年11月30日

東海道・二川宿を歩く⑯―秋葉山常夜燈と「二川町道路元標」

二川八幡神社の秋葉山常夜燈 二川八幡神社と大岩神明宮を紹介して来ましたが、両社の境内にも秋葉山常夜燈がありました。二川八幡神社のものは、文化6年(1809)建立で「當宿中安全」と刻まれ、大岩神明宮のものは同4年(1823)の建立。

 二川の秋葉信仰を示す常夜燈は二川宿本陣資料館の西、高札場趾にも。小さな祠の前に「秋葉山常夜燈」が建てられていました。

大岩神明宮の秋葉山常夜燈 昭和30年(1955)、愛知県豊橋市に編入された二川町ですが、二川村・大岩村は二川八幡神社や大岩神明宮などの黒印地(寺社領)を除けば、元々は吉田藩ではなくて幕府の直轄地。明治初年時点では中泉代官所の支配権下でしたので、現在の県境に縛られて見てしまうと違和感があるかも知れませんが、中泉代官所の支配地は一時三河、駿河から甲斐にまで及んでいたのです。

高札場跡の秋葉山常夜燈と「二川町道路元標」 そして、そこに建てられているもう1本の石柱には「二川町道路元標」の文字が刻まれていました。愛知県渥美郡二川町の誕生は明治39年(1906)。おそらく、大正時代に建てられたものと思われます。

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