2024年05月14日

目で見る掛塚の防災⑲―秋葉山常夜燈

 火災の被害に遭わないように祈る神様しては、秋葉山に鎮座する秋葉神社がよく知られています。人々の火防への願いを具現化したものとして地域に点在しているのが、竿部に「秋葉山」と刻まれた常夜燈です。そもそも、常夜燈が建てられていれば火災が防げるというわけではなく、本来は常夜燈に火を点し、地域の住民が交代で火の番を勤め、もしも、どこかの家から出火した時にはすぐに知らせ、地域を挙げて消火に当たるため。秋葉神社のお札を家に貼っておけば、それだけで火災が防げるなどと誰もが信じていたわけではないのです。

川袋の秋葉山常夜燈
掛塚本町の秋葉山常夜燈
十郎島の秋葉山常夜燈
掛塚砂町の秋葉山常夜燈

愛宕神社 貴船神社の東南角の小山の上に建てられているのは、京都市の愛宕山に総本宮を持つ愛宕神社。愛宕神社も火防の神に対する信仰。しかし、誰もが知っていることですが、火防の神社に向かって手を合わせ、頭を下げるだけでは火災は防げません!

「防災フェア in 掛塚」 *今回、「歴史に学ぶ掛塚の防災」と題してレポートさせていただいたのは、5月18日(土)19日(日)に開催する「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」主催の「いじゃまいかけつか・2024年春」のテーマを「防災」としたから。正月には能登半島地震が発生し、テレビの画面を通して被災現場の光景を目の当たりにしたことにより、南海トラフ巨大地震に対する備えの必要性がより身近な課題として考える機会としていただきたいと考えました。



同じカテゴリー(みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
目で見る掛塚の防災⑲―秋葉山常夜燈
    コメント(0)