2024年05月14日
旧津倉家の草取りと地域学習③―津倉家見学
まち歩きから戻った静岡産業大学の学生たちは、一服した後、旧津倉家住宅の見学です。当ブログでは、旧津倉家については何度も紹介して来ましたが、学生たちにとっては初めての見学会。天竜川の河口近くに位置している掛塚には、川を下って来た木材が集積し、ここで板や角材へと製材して船に積み込み、江戸時代には幕府が開かれたために全国から人が集まり、大都市へと発展した現在の東京へ木材を運ぶ大型の帆船が出入りしたのが掛塚湊です。
津倉家も、そんな仕事をしていた廻船問屋だった家。掛塚の製材技術や大工の腕前が、これでもかこれでもかと発揮され、130年前に造り上げられたのが、今も残る国の登録中継文化財の津倉家住宅。
細かいところまで見れば見るほど、掛塚の製材、製鋸、建具、大工などの技術の高さを感じ、「掛塚まつり」で曳き回される屋台が、地元の職人たちが力を併せて造った技術の賜物だからこそ、地元の住人が大切に伝えているのだということが分かっていただけたと思います。
津倉家も、そんな仕事をしていた廻船問屋だった家。掛塚の製材技術や大工の腕前が、これでもかこれでもかと発揮され、130年前に造り上げられたのが、今も残る国の登録中継文化財の津倉家住宅。
細かいところまで見れば見るほど、掛塚の製材、製鋸、建具、大工などの技術の高さを感じ、「掛塚まつり」で曳き回される屋台が、地元の職人たちが力を併せて造った技術の賜物だからこそ、地元の住人が大切に伝えているのだということが分かっていただけたと思います。